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無事に裁判も終わって
高瀬の有罪が決まった
26人の罪もない人の命が奪われた
その事はきっと一生忘れないと思う
系さんが夕希子さんのお父さんと話しているのをそっと遠くからみていた
んー私ここにいても邪魔かなあ
帰ろっかな
そっと系さんから離れてラボの方へ戻った
でも帰ろうと思ってもここからお店は遠い
行きは系さんが車乗せてくれたからなんとかなったけど
「あ!!そーだそーだ!!六郎さん!!」
六「え、あ、はい!!」
「あの、まだお話したこともないのに無礼なことを言うのは重々承知なのですが、バイクで家まで送ってもらえませんか?」
へ?と声を出す六郎さん
目が豆粒みたいにキョトンってしてる
ふふ、この人も顔に出やすいんだね
六「いや、別にいいですけど、中堂さんは…」
「系さん夕希子さんのお父さんと話してるみたいですし、私いても邪魔だと思うので」
六「そーですか、じゃあバイク置いてある所まで一緒に行きましょうか」
「はい!」
バイクなんて乗るの初めて
死ぬまでに1回は乗ってみたいと思ってたんだよね
え、夢かなっちゃった
きゃっきゃ騒いでると六郎さんがぷっと笑った
六「なんかイメージしてたのと違いますね」
「へ?そーですか?」
六「笑顔が素敵な女性だなって思います」
まあ、めちゃくちゃスマートにそんなことを言ってしまうのねあなたは
不覚にも照れてしまって、あれ?照れました?なんておちょくってくる
六郎さんと一気に距離が縮まった気がするなあ
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しーたそ(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます!訂正してきます( ; ; ) (2018年3月28日 23時) (レス) id: 2cf6ec6607 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。水澄ではなく、三澄です。 (2018年3月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーたそ | 作成日時:2018年3月23日 9時