姉さんと就寝(3) ページ14
「おい、おそ松兄さん！？降ろしてやれよ？！」
「えー、そんな事言って〜。嫉妬？チョロちゃん嫉妬してんの？も〜嫉妬なんて可愛……痛っ！？」
「……うるさい！」
中々Aを降ろさず、しかもチョロ松をからかうおそ松。
そんなおそ松に耐えられなかったのか、チョロ松はおそ松の背中を蹴り飛ばした。
おそ松にお姫様抱っこをされていたAにも当然、被害が来た。
おそ松がAのソファーに飛ばされ、Aはというと、床に強く腰を打った。
『わ、私にまで被害が……』
「あ！姉さんごめん！大丈夫……じゃないよね？本当にごめん！」
チョロ松は何度も謝りながら、Aの手を引き、立ち上がらせた。
Aは腰を擦りながら、チョロ松に、ありがとう、と言った。
「……腰痛いの？」
「腰痛いって……なんかえ……ったぁ！？チョロ松ぅ！？お兄ちゃん、最後まで言ってないよ？！まだ、『ろ』まで言ってないけど？！」
「お前は黙ってろ！」
腰を強く打ったと察したチョロ松は、Aにそう聞くが、彼女の返事を聞く前におそ松が余計(意味深)な事を言い出す。
それをチョロ松が、どこからか取り出したハリセンで思いっきり叩く。
「ごめん……湿布貼るよ」
『大丈夫、そこまで痛くないから……それより、チョロ松は元ヤンなの？』
「はぁ？！」
『冗談だよ。さ、行こっか。おそ松は立って……さっきから十四松の……なんだろう……奇声が聞こえてくるから…………ほら、早く行こうよ？』
そう、Aの言う通り、先程から十四松の奇声が、何故か六つ子達の部屋から聞こえてくるのだ。
「んじゃ、行くかー！」
「ちょっと手ぇ引っ張んなよ！？おい止まれ！聞いてんのか？！待てよ！？」
チョロ松の手をガシッと掴み、そのまま自分達の部屋に戻ったおそ松達。
自身の部屋に一人取り残されたAは胸に手を当て、大きく深呼吸をした。
『かっこよくなったなぁ……』
Aは顔を赤面させ、自分しかいない部屋でポツリと呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
橋本アリィちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白かったです！もし続編があるのなら、続きを楽しみに待っています！(*´ω｀*) (2022年2月14日 21時) (
レス) @page17 id: 1849d0f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(プロフ) - サカさん» ポテチもですか！？私はこんな日々を過ごしたいし、松姉のような人間に私はなりたい！？(T∀T) (2019年2月16日 14時) (レス) id: b070c34685 (このIDを非表示/違反報告)
サカ(プロフ) - ポテチさん» ありがとうございます。嬉しいです〜頑張ります〜♪ (2019年1月26日 20時) (レス) id: 8f4c8413a1 (このIDを非表示/違反報告)
ポテチ - めっっっっちゃ好みの作品でっっっっす！(*´ω｀*)更新頑張ってくださいっ！ (2019年1月26日 19時) (レス) id: 2c916e2ca1 (このIDを非表示/違反報告)
サカ(プロフ) - 雪華さん» 知っているアニメは、おそ松さん、ヘタリア、イナズマイレブン、サンリオ男子などです。 (2019年1月16日 19時) (レス) id: bc77b367c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サカ | 作成日時：2019年1月12日 12時
