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NJ「でも、Aさんこそ、この痣はぶつけたんです。とかちょっと捻りました。とか、言い訳は沢山できたよね?
どうして、何も聞かないんですねって言うの?」
ナムジュン先生の言葉に、目を開いて。
そうだ、その通りだよ。
私は聞いて欲しかったのかも。
心配して欲しかった。先生に。
『やっぱり先生は、頭がいいですね』
って言うと、フッと笑ったナムジュン先生が
NJ「君も、頭の回転が早いよね」
よし、できたよ。って手首から離れるナムジュン先生の手。
それと同時に、予鈴がなって
NJ「ああ、ごめんね引き止めて。そして包帯ふにゃふにゃだけど……」
『ふふ、いいんです。保健室行くより、ナムジュン先生が貼ってくれた湿布が、よく効きます』
NJ「っ……」
『ありがとうございました』
ぺこりと頭を下げて、私はその倉庫の扉を開けて出ていった。
体育館へ向かう途中も、手首に巻かれた包帯見て
徐々に緩くなる頬を、必死に引き締めた。
JM「おっせーなA」
『見て見てジミン、先生が貼ってくれたの』
JM「なんだその汚い包帯の巻き方」
『どつくよ?ナムジュン先生が巻いてくれたんだからいいの』
ふーん。ってそれだけ言うと、ジミンは男子たちがしてるバスケに混ざりに行ってしまった。
ジミンのばーーか。
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作者名:uri | 作成日時:2023年5月17日 0時