電話だよ、司 ページ6
「司様、お電話がなっておりますよ」
「お、お姉さま！」
私は電話に飛びつきました。
画面に表示された文字を見て、さらに気分が高まる。
新田は、ニコリと笑って一礼し、部屋を出ました。
やっぱり新田はいい人です。
「っ、もしもしお姉さま！」
「うん、今大丈夫だった？」
「はい、部屋で使用人と少し雑談をしていました」
「お話の途中だった？ごめんなさい」
「いえ、お姉さまのことを話していたので」
「へ？私のこと？」
「あっ、えっと…」
しまった、完全にやってしまいました。
会った事もないひとに自分の話をされていたなんて気持ちがいいワケありません。
それに、なにより彼女の相談だなんてかっこ悪いです…！
ああ、私は何度お姉さまに醜態を晒すのでしょうか…
「申し訳ございませんお姉さま！」
「え、どうして？」
「一度も見たことも無い私の家の者に勝手に話をしてしまったこと、本当に申し訳ないです」
「大丈夫だよ、司くんが私のこと悪くいうなんて思えないよ」
「……でも、」
「私の話をしてくれるのは嬉しいな」
「お姉さま…！」
「私も家でたくさん司くんの話するんだけど、迷惑だったかな」
「いえ！とても嬉しいです！」
ああ、お姉さまのご家族に私の話が伝わっている。
そう考えただけで嬉しくなり、ついbedで足をバタバタと動かしてしまいました。
お姉さまが嬉しいことは私も嬉しいです。
これからはいろんな人にお姉さまの話をすることにしましょう。
「あ、そうだ司くん」
「はい？」
「……私の家族に会えたりしない？」
「…………えええ！？」
「ごめん、司くんの家忙しいよね」
「い、行きたいです…行きたいです…」
「うーん、いつならあいてるかな」
「すぐ確認してきます！少々お待ちいただけますか？」
うん、待ってる。
その言い方があまりにもcuteで、電話先でまた悶えてしました。
私はすぐに新田を呼び、予定を確認する。
今週末、日曜はパーティーがあるけど…
「お姉さま、お姉さま！土曜日なら何もありませんでした！」
「私も大丈夫だよ、じゃあ土曜日でいいかな」
「はい！」
毎日学校に通って、お姉さまに会えるだけで楽しかったけれど、ついに。
( お姉さまのご自宅に私が…うう、土曜日が待ち遠しいです )
きっと綺麗なroomなんでしょう。
いい香りがするような、lovelyな風景が目に浮かびます。
･
飛び切りcoolな服を着て行かないと。
今から新田に相談しないといけませんね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白井美琴 - あ…あのスイーツパーラーではなくたぶんフルーツパーラーだと思います。 (2017年6月25日 14時) (
レス) id: 6e14238389 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち。(プロフ) - コメ失礼しますっ!! この小説の司くんが可愛すぎて発狂しましたw 私、Knights箱推しで司くんが最推しキャラなのでこの小説を読めて嬉しいです♪♪ これからも頑張ってください、応援しています^^* (2017年1月19日 19時) (レス) id: 0cadb90d82 (このIDを非表示/違反報告)
椎橋(プロフ) - 紙降臨さん» はじめまして。司Ｐさんからのお褒めの言葉は嬉しいとともに安心します笑ご期待に添えるよう精進致します (2017年1月10日 21時) (レス) id: 1f1e07a7f0 (このIDを非表示/違反報告)
紙降臨(プロフ) - 初めまして！ かさくんをめっちゃ推してます（笑） 可愛いかさくんをありがとうございますっ！！ 続き楽しみにしてます！更新がんばってください！ (2016年12月30日 15時) (レス) id: 044dac5681 (このIDを非表示/違反報告)
椎橋(プロフ) - こっちのアカウントにお願いします…… (2016年12月29日 14時) (レス) id: 3bf451aec6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：椎橋 x他1人 | 作成日時：2016年11月1日 16時
