〆SHOCK ME→N.Junta&S.Daiki

→→ ページ9

『あー…もう。

あたしったらすぐ逃げる…すぐ泣いちゃうんだから…』





屋上のベンチに1人座り、

声を押し殺して泣いていた。








ｶﾞﾁｬ!






中間『ﾊｧ…ﾊｧ…ここにおったんか』





『…中間教官っ。

あ、あの…すみません…ｸﾞｽｯ。



また泣いてまた逃げ出したりして…
本当に…』







ｷﾞｭｯ









…嘘だと思った。



中間教官に抱きしめられてるなんて
すぐには信じられなくて。








『中間教官…？』




中間『…ちゃんと話聞いてやらんくて

すまん。』






抱きしめながら、
私の頭を何度も優しく叩いてくれる。








『そんなこと、、、』




中間『…今回の件は、俺が悪い。


Aを泣かせてしまった。
申し訳ない。』







そう言って体を離すと、

電話をかけ始めた。







桐山『はいはーい』


中間『俺やけど、今すぐ篠崎を引っ張ってきて

女子更衣室の前にある監視カメラを
チェックしてくれへんか』





桐山『お、おう！わかったー！』







ﾋﾟｯ!







中間『必ずこの問題はそのままにはしない。
俺が責任もって…解決にあたる。』




『…ありがとうございます！！』





中間『…とりあえず、午前の訓練は
寮で待機しとけ。

午後の訓練には間に合うよう、篠崎に協力を頼んでおく。』





『はいっ…』









中間教官の背中は…頼もしかった。






中間『…こんなことで辞めたりすんなよ、新人』



ｶﾞﾁｬ!
ﾊﾞﾀﾝ!






『え、、
今…やめるなって…！』









中間教官なりの優しさに触れて


私の心はすごく温かくなった。

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