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「ナチュラルにイチャイチャしててむかつく」
廊下を歩きながらサオリに言われる。
「してへんやん！全然そんなんとちゃうやん！」
「してるわ！なんやねんもう！予備軍か！リア充予備軍か！」
わざとらしくため息をつくサオリ。
「でも重岡くん好きな子おるっぽかったで」
「そんなんAかもしれへんやん」
「それでちゃうかったらショックすぎるからほんまやめて」
「聞いてみればええやん」
「何て？」
「好きな子誰〜？て」
「いや無理！」
「ええやんええやん」
「まだ失恋する準備整ってへん」
「そん時はそん時や、どうにかなる」
「こわいわ」
「どうせ砕けるなら当たったといた方がいい！」なんて言うサオリ。
「そんなメンタル強ない」
「言ってみたら意外と平気やったりするって」
「いやー…」
サオリと話しながら宣伝をしていたらあっという間で、教室に戻って受付をする。
サオリは入り口のところで人数を記録し、私は並んでる人に懐中電灯を渡してお化け屋敷の説明をする。
「ハーーーイ」
しばらく仕事をしていると、突然聞こえた声。
その方向を見れば両手を上にあげた小瀧くん、と重岡くん藤井の例の３人。
「うるさいうるさい」
「もぉ、ひどいって」
「今神ちゃん中おる？」
「おるで」
「よっしゃ」なんて列に並ぶ3人。
3人が並んでから、並ぶ女の子たちも少し増えた。
他クラスの客寄せもしていただいてありがたいこと。
順番に説明してたら3人の番が来る。
「はーい、教えて教えて！どんなお化け屋敷！」
「えっと」
「えー！」
教えて！とか言ってきたくせに説明をしようとしたら叫ぶ小瀧くん。
睨むとめっちゃ笑ってる。
「ここは」
「すげーな、それ！」
「こわいこわいこわい」
重岡くんと藤井も乗っかる。
「あ、もうとりあえず入って」
「雑ー！うそやーん！」
しばらくすると、大笑いながら出てくる3人。
「もう、お前らはよ帰れや！」なんて出口のところで神ちゃんに言われてる。
「どうやった？」
「途中結構ほんまに怖かってん。そしたら最後に神ちゃんおってめっちゃおもろかった」
「ま、最初はちっちゃすぎて気づかんかってんけどな」
「やかましいわ！もうはよ帰れって！」
「ばいばーい！」
「あ、明日…な」
なんて、一瞬立ち止まって頭を掻きながら言う重岡くん。
「うん」と言えばニコッと笑って先に歩き出した2人を追いかける。
ずるい。
ほんまに、ずるい。
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神なな - ヤバかったです…( ﾟдﾟ)さりげなく手ぇ繋ぐとかもうヤバイですよっ！！めっちゃ面白かったです〜(о´∀`о) (2019年4月5日 21時) (
レス) id: 23077af701 (このIDを非表示/違反報告)
どらごん(プロフ) - もうひたすら！！キュンッキュンしました！！！！大好きです！！ (2018年2月3日 18時) (レス) id: 9791850ae3 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - とてもとてもとても！！キュンキュンしました！花音さんの書く小説どれも私の好き文章の書き方で、すごく大好きです！しげちゃんかっこよくて可愛かったです！応援してます！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: b6e545f6c8 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - みよすさん» 可愛さもある高校生な彼を書きたかったので、そう言っていただけると嬉しいです。ありがとうございました、返信遅くなり申し訳ありません、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
花音(プロフ) - ゆりさん» ありがとうございます。続編、今の所は考えていませんが、番外編はいつかどこかしらで書けたらいいなと思います！返信遅くなりすみませんでした、、 (2017年4月13日 7時) (レス) id: 819da26d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花音
| 作成日時：2015年9月18日 22時
