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(side ORANGE)







桐「あの〜お姫さん?」

「はあい?」

桐「これネタばらしは誰がすんの?A?」

「うん、ここで照史くんとちょっとゆっくりしてからネタばらし行こうと思ってるよ」

桐「…それまでずっとこの地獄みたいな空間見なあかん??ww」





笑いながら俺が指差すモニターには絶望的な顔をしたメンバーたちが作り出す地獄みたいな空間が映ってる。



姫さんを泣かせてもうたしげは今までに見たことない顔してるし、のんちゃんと流星はそわそわしっぱなし。


モンチはしげの肩叩きながらも不安そうで、淳太くんも落ち着いてるように見えるけど多分内心めちゃくちゃ焦ってる。


まあ姫さんが感動して泣くことはあっても、悲しくて泣いてる姿見たりとか、ましてや俺らが泣かせることなんて今まで無かったからね。



不安そうな6人が、…ってあれ、1人おらん。






濱「照史ごめん!俺姫さん探しに…」

「…あ」

桐「www」

濱「……えっ、わからんわからん」

「もお〜」





ガチャリと開いた扉を2人で振り返れば、顎が外れそうな程ぽかんとした崇裕がこれまた見たことないくらい驚いた表情で姫さんをガン見しとる。

もお〜って言う姫さんにごめん〜って返す崇裕は多分まだなんも分かってなくて、頭の上にハテナを浮かべたまま首を傾げて。





濱「A、泣いとったから心配で…」

「ふふ、ありがとう」

濱「……泣いてない…な?」

「うん、泣いてないよ」

濱「…っはあ〜〜良かった、俺ほんま気が気やなくて、」

「んふふ、優しいなあ」

桐「代表して探しに出たんやなw」

濱「そやねん、俺らドッキリにしたかてA泣かせてもうた思て、」

「ドッキリて言うてもうてるやん」

桐「ほんまやwww」




優しく微笑む姫さんに雪崩れるように体を寄せた崇裕は、姫さんによしよしと頭を撫でられながら心底安心した声でネタばらしをする。

いや、今はええねんけど、ホンマにドッキリやったらあかんで。笑





「濱ちゃんにバレちゃったかぁ」

濱「すません〜」

「じゃあ泣いてるフリしながら濱ちゃんと一緒に戻ろかな!」

桐「現場凍りつくて!!w」

「テッテレーのやつ濱ちゃんが持ってなぁ」

濱「なんでも持ちまっせ!」

「じゃあ先に照史くんが行って、そのあと行こ」

桐「一芝居打たされるんやなw」

「そう、名演技よろしく」




7人だった仕掛け人が1人になって、1人だった仕掛け人は3人に増えて。


さて、演技力の見せどころやな。





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(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます。更新も楽しみにしています、がんばってください\(*⌒0⌒)♪ (5月9日 21時) (レス) @page18 id: 30496740e3 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 楽しく読まさせて頂いてます。イブとクリスマスのお話が読みたいです。イブはシゲとクリスマスはメンバーと一緒のお話。 (2022年12月23日 16時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
竜胆(プロフ) - 亜由さん» 亜由さん、コメントありがとうございます。読んで頂けて嬉しいです、丁度本日書いていたので書き上げる活力になりました。ありがとうございます、それとお待たせしたようですみません。またお時間のある際に覗きに来て頂けると喜びます。楽しんで頂けますと幸いです。 (2022年12月20日 21時) (レス) id: 4b185b5ed0 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 遅くにすみません。小説読みました。白と赤の日常のお話が読みたいです。 (2022年12月20日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:竜胆 | 作成日時:2022年11月17日 18時

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