私のパパとママ。

3話 ページ4

白石sideひす


通勤途中にAにお弁当を渡しに来たけど…

いない。



キョロキョロしてたらAの所属してる部活の顧問の先生が居場所を教えてくれた。



保健室って聞いたから…


白「怪我とかしたのかな？」


藍「だとしたら、連絡が来るだろ」


『あ！パパ！ママ！』


声が聞こえた方を見るとAがいた。


その隣には足にテーピングと氷で冷やしてる部員？がいた。



『いいところに来た〜！部員の子なんだけど捻挫しちゃったみたいで…でも、今日保健室の先生午後からだからいないの』


白「うん」


『で、私がやれることはやったんだけど…ちょっと見てあげてくれない？』


藍「いいよ。ここ座ってくれるか？」



応急処置がとても綺麗でさすが耕作の娘だなって感心した。


Aの言ってた通り捻挫だったみたい。



けど、あの処置は…すごい。


『ありがと！あ、お弁当忘れててごめんね！じゃ！』



そう言ってグラウンドに走っていった娘の姿に思わず見とれた。


藍「おい、行くぞ」


白「うん」



親になってからわかる。


子供の成長。


そして、成長の喜び。



感無量だね。

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