真選組の影柱

4話 ページ7

暁side

今､トシと帰ってます。後ろから気配感じます。

『トシ､後ろの子だーれだ？』

土「お前のファン」

『絶対違う｡トシでしょ｡』

土「アホか､お前だろ｡」

『いや、絶対トシ｡』

土「アキ」

『トシ』

土「アキ」

『トーシ！』

土「アキ！！」

女モブ「あのー､土方十四郎さんと霜留アカツキさんですよね！？」

土「あぁ、そうだが？」

『僕はねー違うねー。暁って書くけど読み方キョウだねー｡』

女モブ「で、お二人はー」

『あ、スルーですか。』

土「ざまぁねぇな｡」

『土方サン静かにしよーねー！』

土「お前は小学生か！大の大人が何言ってんだよ！」

痛っ！トシに殴られた……
トシって僕に容赦ないよね。いいけどさ、気にしてないし。全然､全然気にしてないし。

『ってか中学生も言ってるし！バーカバーカ！』

土「うるせぇ！バカって言った方がバカだって聞いたことねぇのか！」

女モブ「あの！いいですか！」

「『あ"？』」

女モブ「お二人は付き合ってるんですか！？」

「『……へ？』」

『僕は男ですけど。あとトシと付き合うなんて無理｡ニコチン野郎とひっつきたくない。』

土「てめぇもニコチン野郎に変わりねぇだろ。俺もこんなゴリラとは嫌だ｡」

女モブ「またまたぁ！この前見たんですよ！お二人があーんってし合ってるとこ！」

このケースの女性って話聞かないよね……。あーんなんて男同士ならするでしょ｡女子がよくやってんじゃん､「あ〜､それちょーだーい〜。」「いいよォ」っての｡あれと一緒でしょ｡
ンなもんザキとでも出来るわ。なんなら決死の覚悟で屁怒絽さんとも出来るわ。決死の覚悟で｡

『……あの、誤解あるみたいなんで言いますけど、僕とトシは､昔からの､なんなら近藤さん達と僕とトシが出会う前からの友人で、幼なじみなんです。』

土「よく息継ぎ無しで言ったな。ま、そーゆーこった。」

女モブ「そうだったんですね！ありがとうございました！」

『いえいえ｡』



『おい、トシ｡もうフォロ方十四フォローの名を捨てろ。僕がほとんどじゃん！？疲れたの僕だけじゃん！？』

土「そーかそーか悪かった。後で激辛煎餅やるから機嫌直せ。」

ヤッター！

『なら許す。』


そんなこんなで屯所に到着。

土「お前なぁ！急に飛びつくんじゃねぇよ！死ぬわ！」

『いいじゃん！トシが準備してなかったのが悪いね。』

喧嘩しながら到着。理由は僕はトシに理由もなく飛びついでトシの首が締まって死にかけたから。

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