ひきこもりでも恋がしたい！【まふまふ】

4話 ページ5

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「う〜そらるさあ〜んあつい〜」




「うわやめろよまふまふ、そういうのが暑苦しいんだよ」




「ひどい、そらるさんひどい！！！」




東京の夏がこんなにも暑くなるなんて、昔の僕は思いもしなかっただろう。温暖化怖い。




とはいえ今日は大事な打ち合わせがあって、いまもこのカフェに来ているのだが、空調があってもしばらくは引いてくれない熱。




そらるさんにくっつけば引き剥がされるのは学んだので、もうしない。




一段落が付き、そらるさんの「ついでに服見たい」というなんともわがままな要望にしかたなく、しかたなく付き合ってあげる。




「ん…？そらるさん、なんかいません？あそこ」




「え…なに、猫がバテてるんじゃないの」




最近少し悪くなってきた視力をこれまでにないほど駆使し、目を凝らす。




いや違う、あれは猫なんかじゃない




「そ、そらるさ、ひ、ひ、人が…！！」




そこに倒れていたのは猫なんかではない。まぎれもなく、人間の女の子だった。




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