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想いに気づいて恋せよ乙女! ページ44

狐「…ハァ。シルク殿は最近来ないの」

百「最近はそればかり言っているな」

狐「いや…少しばかり気になっての」

狐妖は悲しそうな顔をして答えた。

百「…お前は恋とやらをしているのではないか」

狐「恋…?」

百「あいつのことで頭が埋まっているだろう?来たら心が踊っているだろう?それが恋というものらしいからな。俺は知らないがそうらしい」

百目鬼はどこで知ったかそんなことを言う。

狐「…そう、なのじゃろうか」

百「知らんが、俺が思っただけだ」

狐「シルク殿…」

百目鬼は目を細目ながら狐妖を見た後、ため息をついた。

幼い頃から百目鬼は狐妖に好意を抱いていたのは事実でしかなかった。
でも、ミルクと出会ってからは変わったのだ。
狐妖は幼馴染み。それだけになった。
まだ小学生だったミルクの発言でそうなった。
「百目鬼ぃ〜愛してる〜」
きっと単純に友達、知り合いとして言っただけなのだろうが、百目鬼は惹かれてしまった。
たったこの一言が徐々に百目鬼の心を変えていくのを、ミルク自身が知ったことはない。

なんて、百目鬼は過去のことを思い出した。

昔、あれほど好きだった人物が恋をしていても、応援してあげようぐらいにしか思わなかった。

ミ「おーい!久々来たぞい!」

狐「涼花殿!久しぶりじゃの」

ミ「いや…またマサイにキレたから逃げてきた」

この二人、最近関係が壊れかけている。

百「ここはお前の避難場所ではないぞ」

狐「まあまあ、ゆっくりしていくのじゃ」

ミ「ありがと〜!本当に大好き!愛してる!」

満面の笑みでそういう彼女は狐妖に抱きついた。

狐「大袈裟じゃの…」

ミ「んふふ〜♪ほんとのことだもーん」

いつも、彼女は幸せそうだ。



シルクside

マ「…ミルクまた怒った…絶対神社行った…」

シ「喧嘩するたび俺んとこ来んなよ!」

マ「ミルクに嫌われてるぅぅぅ!」

シ「安心しろ、あいつ家ではマサイのことしか話してないからな」

最近は愚痴が多いけど。
そんなことばをシルクは飲み込んだ。

マ「本当に…最近別れるんじゃないかって心配で仕方なくってよぉ…」

シ「それは俺も」

マ「慰めて!?」

シ「素直な感想言っただけだわ」

絶対喧嘩する理由これだろ。
逆にこれ以外なにしてんだよ。

マ「もうダメだぁ…おしまいだぁ…!」

シ「こんなときに物真似すんなよ」

こいつ絶対開き直ってやがる。









ミルクとマサイ別れそうなのはシリアス書きたい衝動に駆られてるだけ。 ゆずれもん

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ゆずれもん(プロフ) - 次々とコメントが…!ありがとうございます! 狐「あやか殿、ありがとうなのじゃ」 皆も喜んでます! (2018年11月14日 21時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - この小説面白くて、いつも拝見させて頂いています。これからも頑張ってください!応援してます! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 916971c0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
松ミンゴ。(^∀^)♭ - この小説 スキスギィ!! 更新待ってるぜえええええええ! あ、応援して、ます。がんばって下さい。(☆A★)ぱりぴぃぃぃ! (2018年11月13日 20時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます!更新の励みになります。これからも頑張ります! (2018年11月4日 7時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずれもん | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年10月22日 21時

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