検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:25,359 hit

ページ40

シルクside

シ「ん…?」

目が覚めると、俺は真っ黒な空間にいた。
なぜかそこに突っ立っていた。
不思議と違和感は感じなかった。

シ「…誰だ、あれ」

遠くに人影が見えた。

シ「すみませーん!そこの貴方ー!」

叫び、声をかけた。
しかし、謎の人影は微動だにせず立っている。
仕方なく近づいていった。

シ「ん!?あれは……」

見たことのある姿。
でもなぜか誰なのか分からなかった。
"彼女"はこちらを向くと驚いたかのように

?「来ちゃダメだよ!!」

と叫んだ。
思わず驚いて2、3歩戻ってしまう。

シ「なっ!?」

すると目の前の床が2つに裂けた。

?「帰りなよ、君が来るべき場所じゃないんだ」

彼女はそう言うと後ろを向いた。
彼女の後頭部には"何か"があったら。
というよりかは"何か"がまとわりついていた。

シ「あ、貴方は……」

思い出した瞬間にはもう、意識はなかった。



マサイside

マ「さすがに遅かねぇかな」

ぺ「仕方ないんじゃない?」

モ「まってりゃいいよ」

残されたメンバーは少し心配になってきていた。
軽く一時間程たったのではと思い始めたが、
まだ30分程度だ。

ン「体感時間一時間だよ」

ザ「俺もだよ」

ダ「皆同じだろ」

彼らが帰ってくるのが待ち遠しかった。

マ「てか、ミルク大丈夫かあ?」

烏「あいつなら平気だろ」

マ「あんたは口突っ込むな」

烏「俺が運んできてやったのだろうが!」

マ「はいはい嫉妬はだめですよ」

烏「あいつは俺のだ」

マ「ミルクは俺の彼女!」

モ「まあまあ二人とも落ち着けって」

すぐに熱くなってしまう。
そういえばミルクに直せって言われたっけ。

烏「まあ狐妖様や百目鬼様ならなんとかなると思うぜ。あの方ならな」

ン「やっぱりすごい方なんですよね」

改めてすごいのかと思ってしまう。

烏「もちろんだ」

綾「狐妖様は素敵な方ですよ」

綾川さんはひょこっと顔を出して言った。

マ「…素敵な、方ですよね」

綾「…はい、そうですよ?」

マ「あ、いえ。気にしないでください」

正直もう厄介事には関わりたくはなかった。
あの方と会わなければ、と思ってしまったのだ。
でも、これでも良かったのかもしれない。

マ「これも……だよな」ボソッ

彼の呟きは誰にも聞こえなかった。

瞳を開く→←見えた姿は



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆずれもん(プロフ) - 次々とコメントが…!ありがとうございます! 狐「あやか殿、ありがとうなのじゃ」 皆も喜んでます! (2018年11月14日 21時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - この小説面白くて、いつも拝見させて頂いています。これからも頑張ってください!応援してます! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 916971c0e4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)
松ミンゴ。(^∀^)♭ - この小説 スキスギィ!! 更新待ってるぜえええええええ! あ、応援して、ます。がんばって下さい。(☆A★)ぱりぴぃぃぃ! (2018年11月13日 20時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずれもん(プロフ) - ありがとうございます!更新の励みになります。これからも頑張ります! (2018年11月4日 7時) (レス) id: 304825c5c2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆずれもん | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年10月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。