あなたとの残酷な約束【名探偵コナン】【降谷零】 (ページ9)

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組織ページ9

ベル「はぁい、元気？」

『まあまあね、それより要件は？』

ベル「つれないのね。ジンが来いって言ってるのよ。新人三人組の話で」

『新人三人組？…ああ、あの三人ね。わかったわ、20分くらいで着くと思う。』

疑問形で聞いたが、無論降谷達三人組だろう

さっそく組織の気を引いたか

やっぱり私の見込みはあってたね

バイクしか運転できないのでバイクでベルに呼ばれた場所へ

しっかりと表情筋が動くか確認しながら

『はろ～。何なの？わざわざ私を呼びだしたりなんかしたりして』

あくまでも私はここでは妖艶な女を演じる

年齢不詳、職業不詳のいかにも怪しい女をね

ジン「……例の三人組、幹部に引き上げようという話が出たんだ。」

『へぇ～。面白そうね。何か渋っているようだけど、何かあったわけ？』

ベル「いいえ。特に何もないわよ。ジンが渋ってるのは個人的な理由よ。気にしなくていいわ。」

『そう。じゃあ、なんで私は呼び出されたわけ？』

ジン「……コードネームを迷ってんだ。一人はスコッチ、もう一人はライ。」

『……誰の名をどう迷ってるのか言ってくれないと』

ベル「ほら、ひげの子いるでしょ？その子がスコッチ、で、長髪のスナイパーがライ。」

降谷だけが残ってるのか

ウォ「もういっそ、その二人だけでもいいんじゃないですかい？」

それはまずい

ジン「…いや、こいつは能力は文句なしに良い。組織にうまく貢献してくれるはずだ。」

ジンも降谷のことを認めているようだ

気に入ってないようだが

『……バーボン』

適当に知っているお酒の名前をつぶやく

ベル「あら、いいじゃない。ちょうどすべてウイスキーになったわ。」

『……決まったようね。それじゃ』

ジン「…おい。ジプシー、いつも何してるんだ？」

『……またそれ？秘密よ秘密。

　 a secret makes woman woman…』

妖艶に微笑み、その場を去る

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降谷 side

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僕のコードネームが決まった

聞くところ、Aさんがつけたそうだ

お酒なんて、知っていたのか

コードネームをもらったことで、呼び出しが増えていきそのたび気を張る

そのせいで最近は疲れやすいため、僕は仮眠室の住民と化した

いつも通り、仕事を一通りだけ終わらせて仮眠室へ足を運ぶ

降谷「ふぁあ～。」

よく使っているベットに潜り込み目をつむる