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赤井「奴らはこちらの事情なんてお構いなしにどんどん罪を重ねていく。我々が別々で活動しても制圧しきれない部分が必ず出てくる。なら今は手を組むべきだ。」
降谷「………わかった、ただし、ジンたち幹部は我々公安がもらい受ける」
赤井「………いいだろう…CIAの水無怜奈にはこちらから連絡を取っておく」
!!よかった…
正直ここが一番の心配すべきポイントであった
だが、手を組むことさえ決まれば後は奴らを狩りつくすだけ
『じゃあ、次は…』
ピンポーン
灰原「ちょっと、江戸川君?なんでわざわざ工藤邸で話さなきゃいけないのよ?話なら博士の家d…なぜ、なぜあなたがここに…諸星大!」
もともと新一君に志保ちゃんをここに呼ぶことになっていたため、タイミングとしてはばっちりなのだが…
またここでも、こじらせている
秀一…ほんとにあなたはいくつこじらせてるの…
『哀ちゃん、ちょっと落ち着いて…』
灰原「あなたが組織を裏切ったから!お姉ちゃんは…お姉ちゃんは…!!」
秀一はいまだに口を開こうとしない
コナン「灰原…前に言ってたよな、赤井さんに一度会ってみたいって…彼がその赤井さんだよ…」
『酷な再開でごめんなさい…でも、今はあなたたち二人の力が必要なの…』
灰原「そ、そんな…どういう事…」
そこでようやく秀一が口を開いた
赤井「俺はFBI捜査官の赤井秀一。諸星大は組織をつぶすために潜入していた時の名だ。」
そこまで聞くと志保ちゃんは足の力が抜けたようでその場にへたり込んだ
降谷「君がヘルエンジェルの娘さんか…」
灰原「バーボン!…組織にまで私の正体がばれたなんてね」
『違うよ…彼は降谷零。私と同じ日本の公安警察。ここにいる人はみんなあなたの味方…とりあえず、あっちに座ろっか』
私はまだまともに立てない様子の志保ちゃんをやさしく抱え上げソファーに座らせた
赤井「志保…本当に、すまなかった…俺は明美を守ってやることができなかった…」
秀一は志保ちゃんに向かって頭を下げる
灰原「お姉ちゃんは…あなたと付き合えてとてもうれしそうだった…お姉ちゃんはいつも笑顔だったけどあなたの話をするときはより一層笑顔になっていたわ…あなたが組織を裏切った後も、ずっと想い続けていた…そんなお姉ちゃんを死に追いやったことは許せない…多分、この気持ちはずっと変わらないわ…」
志保ちゃんの言葉を秀一はしっかり受け止めている
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小恋 - とてもおもしろいです!続き楽しみに待ってます! (2020年7月19日 14時) (レス) id: 5d360a6c28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆーり☆ | 作成日時:2020年5月22日 22時