2 事の発端 ページ3
Aside
確か、事の発端は昨日の夕方、彼らに会ったことだった。
いつも通り、私は通ってる夢ノ咲学院から家に帰る途中だった。
―――――――
私は夢ノ咲学院のプロデュース科で結構劣っているほうで、
その日はなかなかアイドルのプロデュースを上手く行えなかった。
出来そこないな自分はなかなか進路が決まらなくて、なんとなくで夢ノ咲に入った。
別にアイドルが好きなわけではなかったのだ。
…だから上手くできないのも仕方ない。
なんて、ダメな考え方をしながら道を歩いてたときだった。
向こう側から人が来た。
「あれ…何だね?暗い顔してるね…、悪い日和だね」
「どうしたんですか、おひいさん」
顔を見上げると見慣れない制服の二人がいた。
「醜いから暗い顔をするのはやめたほうがいいと思うね」
「何ですか、いきなり…」
「すいません、うちの無礼者が…。おひいさん行きますよ」
第一印象として、まず最悪な二人だった。
けど、私を貶した直後、すぐにこう言われた。
「…ちょっと待って、ジュンくん……決めた、ぼくこの子にするよ、ジュンくん!」
「決めたって…。あの話、本当に実行するつもりだったんですか!?」
イメージとして私の頭に黄緑のふわふわと紺のハイエナの二人組、と焼きついた。
そんな二人は訳の分からない話を私の前でしていた。
「ちょっと、何言ってるんですか?」
「えっと、この制服は夢ノ咲だね!うんうん、明日また会おうね!」
一方的な話をした後、黄緑のふわふわは満足した様子で紺のハイエナとその場を後にした。
―――――――
そして、次の日…まぁ、今日なのだが、
下校中、本当に二人に会ってしまい、この状態に至ってる訳か…。
うん、どうしてこうなったのか。
自分でもさっぱり分からない。
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ふわむにゃ(プロフ) - ゆゆさん» 恐縮です…!有難うございます…(T_T) (2019年4月25日 18時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - めっちゃ面白かったです!おひぃさん好きなのですごく嬉しかったです!これからも頑張ってくださいね! (2019年4月22日 20時) (レス) id: 7a65a72ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» 有難うございます…!更新頑張りたいと思います。(^^ゞ (2019年2月9日 22時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 頑張ってください! (2019年2月9日 21時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわむにゃ | 作成日時:2019年1月27日 1時