17 シャンプー ページ18
日和side
…はぁ、ジュンくんったら失礼しちゃうね。
ぼくが歳の近い女の子と一緒にお風呂に入るだなんて、恋人じゃない限りしないね!
ジュンくんの変態さにはもう呆れちゃうね!
ぼくは物わかりの悪いジュンくんに全部話した。
――――――――――
数分前のこと
ぼくがお風呂に入る準備を洗面所でしていたときのことだった。
「日和……」
なんと、Aちゃんは風呂場のドアからひょこっと顔を出した状態でぼくに話しかけたのだ。
「えっ、どうしたの、Aちゃん」
「シャンプーが切れちゃって…」
Aちゃんは白い肌をあらわにしながら視線をぼくに向けた。
見えるか見えないか程度の体を見せつけといて、純粋な瞳を向けてくる。
あまりにもムラッとする空気の中、ぼくは棚にストックしておいたシャンプーを手渡した。
「…あんまり無防備な状態でぼくに話しかけるとAちゃんを食べちゃうかもよ?」
「えっ、あ………」
Aちゃんは急に恥じらいを感じたのか、
風呂場のドアを少し閉めた状態でシャンプーを受け取った。
「ここの部屋にはぼくと危ないハイエナが居るんだから気を付けてね、夢ノ咲より強引だから♪」
そう言ってぼくは準備の続きをした。
Aちゃんはぼくが居ない隙にお風呂から出てパジャマに着替えていた。
少し色っぽく見えた。髪が艶やかだった。
最初のころはノリでドライヤーで髪を乾かして貰ったこととかあったけど、
つくづく彼女は魅力的だと感じる。ぼくには負けるけどね!
Aちゃんが洗濯物を処理してる間に次はぼくはお風呂に入った。
そしてぼくは風呂場から出てパジャマに着替え終わると、
洗濯物を処理し終えたAちゃんと丁度居合わせた。
Aちゃんの髪は蜜のように艶のある髪でぼくは少し見惚れていた。
せっかくだからと思い、ぼくがよく使っているフローラルな香りがする髪用のトリートメントを
用意し、Aちゃんの髪に触れた。まだじんわりと濡れている。
「日和、何してるの?」
くすぐったそうにするAちゃんの表情を楽しみながら、
ぼくはAちゃんの髪に指を通し続ける。
「…じっとしててね」
急なぼくの言葉に怖気づいたのか、
大人しく言うことを聞くAちゃん。
ふふっ、可愛いね…♪
――――――――――――
「おひいさん、あんたってやつは…」
ジュンくんはぼくを睨みつけたけど、何が言いたいのかさっぱり分からなかったね!
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ふわむにゃ(プロフ) - ゆゆさん» 恐縮です…!有難うございます…(T_T) (2019年4月25日 18時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - めっちゃ面白かったです!おひぃさん好きなのですごく嬉しかったです!これからも頑張ってくださいね! (2019年4月22日 20時) (レス) id: 7a65a72ca7 (このIDを非表示/違反報告)
ふわむにゃ(プロフ) - ゆぅあ(o・ω・o)さん» 有難うございます…!更新頑張りたいと思います。(^^ゞ (2019年2月9日 22時) (レス) id: af6be9856c (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅあ(o・ω・o)(プロフ) - 頑張ってください! (2019年2月9日 21時) (レス) id: e4352aec9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわむにゃ | 作成日時:2019年1月27日 1時