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#8 ページ8
「げ」
ホテルから出た私のスマホに１通のメッセージ。
“〇〇ホテルに17時”
腕時計をチラ見すると15時半。
「では、本日のサービスはここまでです。
延長料金とその他特別サービス代として」
そう淡々と話せば茶色い封筒にお金を入れる男。
「またのご利用お待ちしております」
愛を囁き合った中とは思えない冷たい態度で頭を下げれば振られる手。
もう一度頭を下げる。
「すみません、〇〇ホテルまで」
急いでタクシーを拾って向かう先はジョングクさんが待ってるであろうホテル。
少し離れた距離にあるそのホテルは
一般人じゃ入らないようなホテルで
やっぱり芸能人は違うなと思ってしまう。
スマホに届いたメッセージで部屋番号を見れば
「うわ、最上階のスイートじゃん」
格の差を見せつけられた気分になる
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作者名：志葉 紫
| 作成日時：2022年5月18日 18時
