恋愛ごっこ【JK】 (ページ4)

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「えっとまず自己紹介した方がいいですか」

静まり返った部屋に耐えられず口を開く。

あのあとパン・シヒョクさんはお願いしようかな2時間といい防弾少年団の人と部屋を出て行った。

残された私とチョン・ジョングクさん。

状況が理解できない私にチョン・ジョングクさんが一言。

相手僕なんです

と。

それからかれこれ30分沈黙中。

「僕も自己紹介……」

そういう彼は下を未だに向いている。

流石に何もしないで終わるのはお金を貰う身として申し訳ない。

「そんなことより私といいことしない？」

意を決して彼の座っているソファの横に座って膝に手を置く

びくっと反応する彼の耳は真っ赤で

「あの……手、膝」

ぼそぼそと何か言っている。

何この生き物。

可愛いんだけど

「こっち向いて」

それでもそっぽを向いている彼が可愛くなって茶化したくなった。

膝に置いた手をそっと彼の頬に移動させて

優しく視線が合うように誘導する。

手から伝わる彼の体温に私までつられて熱くなりそう。

「目、閉じて」

そう呟けば馬鹿みたいにぎゅっと目を閉じる彼。

そんな彼に私はちゅっと触れるだけのキスを落とした。