恋愛ごっこ【JK】 (ページ26)

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#26 ページ26

部屋のドアが開く音と共に勢いよく入ってきたジョングクは電気がついているお風呂場にやってくる、

「A！」

大きな声で勢いよく入ってきたものの服を着ないでタオルを巻いている私を見て後ろを向く。

手には紙袋が握られていて

「あの、服ありがとう」

「いや、えっと、はい

あのごめん、見ちゃった」

首まで真っ赤になる彼。

「なんでジョングク一緒に連れてきたの」

「いや、私の友達と一緒に呑みにきてたのよ、何人かで

カウンターで飲んでたもんだから電話が聞こえちゃったのね

僕も一緒に行くって聞かなくて」

「だめだった？」

後ろを向いていて背中しか見えていないのに落ち込んでいるのが伝わってくる

「だめじゃないよ」

そういえばありがとうって振り返って

また私の格好を見て元に戻る。

「ママ、ジョングクじゃ無理だよ。

お願い洗って」

「仕方ないわねー」

「え？洗うって？」

「腕が痛くて体洗えないからママにお願いしようかと」

「ママってだって40代のおじさんだよ？」

「あら失礼な！

あんたがそっぽ向いて無理そうだから私がやるのよ！

安心して！見た目は男でも私は中身女だから」

そういうママは腕枕をして洗う準備を始める。

「ちょっと待って！

ぼ、ぼくがかわり、にあら、おうか？」

噛み噛みで言うジョングク。

本当に大丈夫だろうか。