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「ソアちゃん? ……なんか言われた?」
ジンくんが眉をひそめる。
ジンくんはわたしがこれまで二人のことで散々女の子から陰口を言われたり、直接攻撃されていることも勿論知ってる。
慌てて首を振る。
「そうじゃなくて、パクさんが……ジンくんを好きだから…………」
少しだけ、ジンくんの雰囲気が変わった。
「…………ソアちゃんが俺のことを好きだったらAは俺と話しちゃいけないの?」
「だって、わたしとジンくんは近すぎるから、……多分」
「駄目?」
あ……。悲しそうな。顔になった。
ちょっと怒ってたけど、わたしと話さないこと。わたしが彼を避けること。は、ジンくんにとってどういうことになるんだろう。
そういう、寂しそうな顔をさせてしまう、……こと?
「ジンくんが大切にしなきゃいけないのは、今は、彼女さんのことだと思う」
…………意識して、言った。
“彼女”って。
自分に言い聞かせるように。
ジンくんと、一線を引くように。
なのに。
「彼女?」
今度はきょとんとした顔をするから。
わたしもキョトンとした顔になって。
「え、違う、の?」
と慌てて言えば「あ〜〜〜〜!!!」と大きな声で叫んでじんくんはへなへなと座り込んだ。
「じんくん?」
「やーー、ほんとに、Aに嫌われちゃったかと思って、」
「そんな、なるわけないよ」
内心心底ホッとしていた。
ほんとに。石のように固まっていた。寂しいとかいやだとか、そう言うのが全部溶け出して。
ほんとに……よくない。
「最近元気なかったと思ってたけど。俺に彼女が出来たと思って寂しかった?」
「……なかった……?」
「うん、笑」
「…………じんくんが言うならちょっとそうかも」
「やー、なんで隠そうとするの。」
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しろい@ゾンビ(プロフ) - かなさん» パスワード申し訳ありません(T ^ T)出来る限り早く公開出来るように努めます…!温かいお言葉ありがとうございます、コメント本当にありがとうございました…! (2019年9月21日 0時) (レス) id: c91a121712 (このIDを非表示/違反報告)
しろい@ゾンビ(プロフ) - さっちゃんさん» はい、元気です〜!体めっちゃ丈夫です!さっちゃんさんもお変わりありませんか?そんな風に言って頂けてこちらの方が幸せです、もう沢山嬉しすぎるお言葉ありがとうございます、愛してます〜(;;) (2019年9月21日 0時) (レス) id: c91a121712 (このIDを非表示/違反報告)
しろい@ゾンビ(プロフ) - さっちゃんさん» さっちゃんさーーーん!!!(;;)(;;)(;;)久しぶりです!嬉しいです!!さっちゃんさんだ!!コメント何度も読み返してしまいました感想うれしい…… わわ、申し訳ありません、あとがきに記載した通りの事情でして…(;;)出来る限り頑張ります! (2019年9月21日 0時) (レス) id: c91a121712 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 続きが凄く気になります!!続きがパスワードがー(T_T)また続き見られるの楽しみみに待ってます(*´-`) (2019年9月20日 16時) (レス) id: 6f9a56978c (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - ヤバイです(T ^ T)続きを読もうと思ったんですがパスワードかかってて(泣)また外れた時に読みたいと思ってます(^^)あ〜〜しろいさんお元気ですか?←いきなりwまたこうしてしろいさんのお話を読めるなんて幸せに思っております!!これからも応援してます!大好きです泣 (2019年9月20日 3時) (レス) id: 77a52bcd61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろい | 作成日時:2019年1月12日 15時