コンビニ ページ34
練習が終わってAとコンビニに来た。
このままAの家に行こうかなぁと企み中。
Aはいつも通り雑誌やらお菓子やらサラダを買いまくっている。
俺は買うもんってだいたい決まってるし
目的のもんかごに入れてA待ち
会計は一緒でいいし。
そして気になるのはさっきからちらちらAを見てるレジの店員。スマホでも取り出してみろ、しばいたるからな。
これもー、これもー、とかごにぽんぽん入れて
終わり、と俺をレジに促す
壱「レジ行ってくるし先出といて」
「そんなん言って700円くじ1人で引くつもりか」
ちゃうわ！
店員に狙われんように外に出したいんやって！
壱「そうや。俺に引かせろ」
「ぶー。しょうがない、お姉さんは我慢してあげるわ」
よし。
Aは口を尖らせながら雑誌コーナーに移動した。
店「いらっしゃいませ」
店員はレジを打ちながらもちらちら雑誌コーナーを見てる。
てかどんだけ買ってんねん。
なんて考えてたら
「すいません、これもお願いします」
とまた雑誌を持って来た。
店「あ、あの！Aさんですか？めちゃくちゃファンなんです！」
「え！ありがとうございます！うれし」
営業スマイルで手を差し出し握手
めっちゃむかつくわー
せめてタッチにしとけ。握るなアホ
店「あの！お付き合いされてるんですか…？」
「ん？付き合ってないですよ！笑」
店「えっと、、LINE聞いてもいいですか、、」
ふざけんな。いいわけないやろ。
俺はAの耳を両手で塞いで店員にボロクソ文句言って
やる妄想をしながら品出しをしてた店長らしき人に
「この店員さん客に連絡先聞いてますよ」
とチクってやった。はっはっは。
こんなんAには聞かせたくない。笑
レジの店員は慌て出し、急いでレジを打ってる
Aの耳を塞いでた手を離すと
「8回は引ける！」
と700円くじを引き出した。
若干気まずいしはよ帰りたいんですけど。
ここ何回か来てたけどもう来るのやめよ。笑
「ありがとうございました」
とにっこにこでお礼を言うAの腕を引いて店を出る。
「店員さん大胆やったね」
壱「A1人じゃなくてよかったわ」
「てかゴム買ってんでよかったね。笑」
壱「ほんまそれ。笑」
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作者名：ぱんだ | 作成日時：2017年6月8日 8時
