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「元々はお母さんのハンカチでね
ここの名前のところも
本当はお母さんの名前が刺繍されてたんだけど
それを私がどこかになくしちゃったんだ...」
お父さんと初めてデートしたときにもらったプレゼントなんだって
嬉しそうに私に話してくれたお母さんの姿を思い出す
.
「お母さんね... 一度も私を責めなかったの
大切なハンカチだったはずなのに
それでも申し訳なくて泣いていた私に
同じデザインのハンカチをプレゼントしてくれたんだ...」
そう言って紫耀くんの方に近づいて名前が刺繍されているところを指差す
.
「....ほら、ここに赤い糸で私の名前が入ってるでしょ？
デザインも可愛くてお気に入りで... 」
『.....もしかして』
私が続きを言おうとしたら紫耀くんが少し驚いた様子で言った
「....ん？」
.
『Aちゃんのお母さんの名前って...なんていう？』
.
「....え？」
どうしてそんなこと聞くんだろうと
疑問に思いながらも私は質問に答える
.
.
.
「しおり....だけど...それがどうしたの？」
.
『....ちょっと待ってて！！』
「...え！？...紫耀くん？」
.
私のお母さんの名前を聞いた瞬間に紫耀くんは
ソファから立ち上がりリビングを飛び出した
少しして戻ってくると手に何かを持ち再び私の隣に座る
.
そしてそれを私の前に差し出した
『....これ』
「....え」
.
私は驚きを隠せず思わず声を漏らした
なぜなら目の前に
.
.
私がなくしたはずのお母さんの名前が入ったハンカチがあったから
.
「......どうしてこれを紫耀くんが...？」
『俺がちっさいときに会った女の子の話したでしょ？』
え...それってまさか....
.
「うん...」
『これなんだよ
昔女の子に渡されたって言ってたハンカチ....
いつかまたその子と会えたら返そうと思って
ずっと持ってた』
そう言うと紫耀くんが優しく私の手にハンカチを乗せた
.
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ハナ(プロフ) - ikaren0817さん» コメントをお返しするのが遅くなってしまいすみません、、！コメント書いていただきありがとうございます！そう言っていただけてとても光栄です！！次回作を出すことになればぜひまた遊びに来てください！ありがとうございました！ (2020年10月20日 7時) (
レス) id: 8e563438dc (このIDを非表示/違反報告)
ikaren0817(プロフ) - 初コメ失礼します！こちらの作品とっても感動しました。紫耀くんの初恋の相手には驚きましたね笑とても読みやすかったです。次の作品も楽しみにしております！！ (2020年10月17日 14時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
ikaren0817(プロフ) - 初コメ失礼します！こちらの作品とっても感動しました。紫耀くんの初恋の相手には驚きましたね笑 とても読みやすかったです。次の作品も楽しみにしております！！ (2020年10月17日 14時) (レス) id: 11039f4f3f (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - めぐさん» めぐさん！コメントありがとうございます！そう言っていただけて私も嬉しいです、、！私自身少し忙しい時期に入ってしまったので時間はかかると思いますが次の作品も楽しみに待っていただければ幸いです！最後まで読んでいただき本当にありがとうございました！ (2020年9月5日 1時) (レス) id: 51e12e750f (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 初めてコメさせて頂きます！完結おめでとうございます！ とても良い作品でした！！毎回更新されるのがとても楽しみにしていました！完結嬉しいけどちょっと悲しいです。。これからも素敵な作品を作ってください！応援しています！ (2020年9月3日 13時) (レス) id: 9f0f2610df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハナ | 作成日時：2020年8月23日 23時
