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しっくす。 ページ8

主人公siad

着替えてくると、カラ松くんは言った通り外で待っていた。
律儀だなー、玄関に居ても問題ないのにとくすくす笑いながらもカラ松くん、と呼ぶとカラ松くんは顔を少し赤らめながらもお邪魔します、と呟いた。

かーわい。学生って初々しいよね〜。
私も学生時代彼氏を振り回したっけ、とふふっと笑っていると次男が聞いてきた。

「なに笑ってるんだ?ティーチャー」
「ん?べーつになーんでも。お茶出すけど何がいい?コーヒー?カフェオレ?ホットミルク?それとも紅茶?」
「ならコー…「飲めないなら無理に飲まなくてもいいよ」……ホットミルクで」
「ふは、やっぱり格好付けだったのね。はいはいホットミルクでちゅねー、ちょっと待っててね」
「うっ、赤ちゃん扱いするな!ティーチャー!」

眉を潜めながらそう言う彼に、ははっと笑うとキッチンに退散。
その間椅子に座ってていいよ、と言うと次男は遠慮がちに座った。
これが長男とか四男辺りだったら勝手にベットとかソファとかに座ってそうだなー、と想像しているとホットミルクは出来て、その中に蜂蜜を少し入れる。

最近マイブームで、ほんのりと蜂蜜の甘さが夜飲むと染みるのだ。

「ほい、ホットミルク」
「あ、ああ。サンキュー、ティーチャー」
「次男坊、次男坊はどっち食べたい?ガトーショコラかショートケーキ」
「えっあっいや、ティーチャーの為に買ってきたんだからティーチャーが選んでくれ」
「買ってきてくれたのは次男でしょ。ほら、選びなよ。私はどっちでもいいからさ」
「うーん……なら、これ」

次男が選んだのはショートケーキ。……隠れ甘党、ってヤツかな。
てっきり甘党なのは六男、五男、長男辺りだと思ってたけどどうやら違うらしい。

「でもいいのか?ティーチャー、ショートケーキの方が好きじゃ……」
「ガトーショコラも好きだよ普通に。別に今日食べなくてもまた買ってくればいいし」
「それはつまり、また来てもいいって事か!?」

いやいや何でそうなった!?ほんっとイッタイよねー!!
……思わず六男の言葉を借りてしまった。申し訳ない。

流石はサイコパス。何を言ってくるか分からないもんだ。

私は内心溜息を吐きつつも、いいよ、と次男に優しく言った。

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設定タグ:おそ松さん , 喧嘩松,学生松 , 筋肉松   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ちーちぬ。 | 作成日時:2017年11月10日 9時

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