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カイザーside
ブルーロックに着いてからも、俺はAのことが気になって仕方がなかった。
そのせいか、日本に来てから、不調の日が続いていた。
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練習終わり
ネス「カイザー、大丈夫ですか?」
ネスが俺の部屋に音もなく入ってきた。
カイザー「………大丈夫だ…」
ネス「最近ずっとこんな調子ですよ?少し休まれたらどうですか?」
カイザー「……問題ない…」
自分ではそう言っているが、全く大丈夫ではなかった。
ネス「…………今から休みもらってきます」
カイザー「は?お前何言って…」
ネス「その休み使って、Aに会いに行きますよ」
カイザー「?!」
予想外の言葉に驚く。
ネス「会って、本当の気持ちを伝えたらどうですか?」
カイザー「ハッ……伝えたところで、今更もうどうにもならねぇよ……」
ネス「…好きなんでしよう?Aのこと」
カイザー「……………」
ネス「Aもあなたのことが好きだと仰ってました。僕達のチームが日本に行くと聞いたとき、彼女、とても辛かったと思いますよ。日本に行く前、僕とAで話したとき、言ってました。“カイザーと一緒に行きたい”って。
出発するときも、A、カイザーに何か言いたげな顔をして見送っていました。恐らく、そこで本当の気持ちを伝えようとしたんでしょうね」
カイザー「…それって………」
ネス「Aは、あなたに、“好きだ。付き合ってください”と、言うつもりだったんでしょうね」
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氷室玲奈 - トトロさん» いつも読んでくださって、ありがとうございます!!とても励みになります!! (3月8日 19時) (レス) id: 133a687971 (このIDを非表示/違反報告)
トトロ - ネスがカイザー以外の人に優しくてビックリ (3月6日 21時) (レス) @page25 id: 9e1b9944fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:氷室玲奈 | 作成日時:2023年9月6日 22時