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*yoohei side
すっかり彼女の会社のスタジオが気に入って、
懲りもせず今日も借りに来たら
ロビーで女の人を呑みに行こうと誘ってる男がいた。
こんなところでナンパですかー。
この場所は貸しスタジオのロビーだけど、
一応デザイン事務所のロビーでもあるんだよね。
だから、ナンパしたいなら、
もうちょい場所をわきまえた方がいいんじゃない？
なんて思ったんだけど
よくよく考えてみれば、
この前 俺も この場所でコーヒーを飲みながら
思わずAちゃんの髪に触れてしまったんだった。
あの時は柄にもなく
ちょっとドキドキした。
Aちゃんの髪がサラサラと指の間を流れて、
俺の髪質とは全然違う触り心地に
いつまでも触っていたい・・・、なんて思った。
伸ばした腕にAちゃんの頬が触れそうで、
少し赤みを差した頬からじんわりと
Aちゃんの体温が伝わってくるような気さえして。
髪を下ろさないの？なんて完全に俺の希望だけど、
そしたらもっと可愛いくなるんじゃないかなって思ったから
眼鏡を外したあの時のようなギャップが
また見たかったのかもしれない。
そんなことがあったから、
この場でナンパしてる奴のことを
どうこう言える立場じゃなかった。苦笑
人のこと言えないなーって反省しながら、
ナンパ男の横を通り過ぎる。
「え、・・あれ？・・・Aちゃん？」
「あっ、川上さんっ・・・」
通り過ぎるついでにチラッと女の人の顔を見たら、
男から呑みの誘いを受けていたのはAちゃんだった。
まさかAちゃんだとは思わなかったから
そのことにびっくりしていると、
彼女がじっと訴えかけるような目で俺を見つめてきた。
「じゃあ俺はこれで！考えといてね」
「えっ、あのっ、、！」
彼女をしつこく誘っていたと思われる男は
俺が声を掛けたせいか、そそくさと消えていった。
「・・・今の人、知り合い？」
「えっ？、あ、多分印刷所の方だと思うんですけど
たまに見掛けるくらいで面識はあんまり・・・、」
アルコールが苦手な彼女は
きっと断るつもりでいたんだろう。
消えて行った男の背中を見つめながら
大きな溜め息を吐いていた。
*
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叢雲(プロフ) - 吉野さん» 見た目を変えたらモテ始めてしまったようです笑。実は可愛いって分かった途端に声を掛けてくるのはロクな男じゃないって言いながら、洋平さんもメガネを外した夢主に興味を持った一人なんですけどねー笑。続きも楽しんでいただけるように頑張ります(^-^) (2021年2月14日 8時) (
レス) id: 1deb3d5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 更新楽しみに待っていました(●´ω｀●)主人公ちゃんモテモテで、洋平さんは、心配で仕方ないですね(≧∀≦)(゜ロ゜;)続き物凄く楽しみに待っていますね( ´艸｀)寒いですが、身体に気をつけて毎日を楽しくお過ごしくださいませ(*ゝω・*)ノ (2021年2月12日 19時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 吉野さん» 楽しみにしていただいてありがとうございます(^▽^)ふたりが少しずつ打ち解けられてきていると思います！笑 吉野さんもお身体に気を付けてお過ごしください〜。 (2021年2月1日 0時) (レス) id: 1deb3d5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
吉野 - 更新楽しみに待っていました(●´ω｀●)主人公ちゃん 洋平さんと自然に話せるように、なってきて益々お話が、楽しみになりました( ´艸｀)寒いので、身体に気をつけて、楽しい毎日をお過ごしくださいませ(*ゝω・*)ノ (2021年1月31日 17時) (レス) id: 39e224bf48 (このIDを非表示/違反報告)
叢雲(プロフ) - 奈緒さん» 初めまして！お読みいただいてありがとうございます。わくわくしていただけて嬉しいです。これから先も皆さんに楽しんでいただけるように書いていきたいと思いますので、よろしければまた遊びに来てください(^-^) (2021年1月24日 0時) (レス) id: 1deb3d5bb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叢雲
| 作成日時：2020年12月6日 0時
