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「俺ん家に勝手に入って何やってんだ」


「き、黄赤!!?今いないんじゃ・・・!?」


「犯罪者は断罪しまぁす」



彼がそう言った瞬間、紙袋を被った奴の一人の左胸に刃物が貫通した



「ぐぁ・・・っ」


「お前も断罪ね」



そう言って、彼は戸惑いも無く、殴って倒した奴の首に刃物を突き立てた



「あ、あ・・・」


「だから言ったんだよ。声を出すなって」



そうだ、僕が言い付けを守らなかったから起きた事なんだ



彼は僕を助けてくれたんだ



「バカ」


「ごめん、なさい、ごめんなさい・・・!!」



優しく抱き締めてくれた彼に縋り付き、謝った



初めての恐怖だった。映画のワンシーンのような光景に俺は初めて、心のそこから恐怖を感じた



それを慰めてくれる彼は優しかった

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作成日時:2017年1月6日 12時

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