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横になる前になんとなくスマホを開く。
ユンジョンハンからは、昨日帰ってからお礼のやりとりを少ししてからなんの音沙汰もない。
わかってた。わかってたよ。そんなこと。
『はあ』
「ヌナ、ため息」
『あ、ごめん』
「ヌナ、寝れる？」
『寝れるよ』
「おやすみ」
『おやすみ』
そう言うとまたわたしのベッドの上に手だけ乗ったので、わたしもミンギュの手を握って眠った。
朝、アラームが鳴り響いて目を覚ますと眠そうなミンギュが布団で頭を隠した。
声を掛けたけど起きないミンギュを放っておいて用意を始める。わたしはお弁当作らなきゃいけないし、ミンギュはまだ寝てても大丈夫な時間。
お弁当と朝ごはんを作っていると眠そうに欠伸をしながらキッチンに入ってきたミンギュは、そのままテーブルに置いてあるウインナーを手で摘んで食べた。
『顔洗ってきなよ』
「はあい」
寝ぼけた顔のまま洗面所へ消えて、しばらくしてイケメンミンギュになって戻って来た。
朝ごはんを一緒に食べて、先に出るミンギュはとても心配そうな顔をしていた。
『大丈夫だよミンギュ。行ってらっしゃい』
「いってきます」
わたしも家を出る。
この時間の電車は知ってる人にもほとんど会わないしいいなあと思って改札に向かっていたら、誰かに声を掛けられた。
「キムさん、おはよ！」
『……おはようございます』
あの自称イケてる男子だった。朝からしんどい。
「キムさんもこの線なんだね！何駅？」
おえぇ、と思っていたら反対側から肩を叩かれた。
『あ、チョンくんおはよう』
「おはようございます、お待たせしました」
『え？待ってな…』
言い切る前に手を引かれて自称イケてる男子から離れた。ああ、チョンくん助けてくれたんだ。少し離れたところですみません、と言われて手を離される。
『ありがとう、困ってたから』
「はい、物凄く困った表情してました」
『ふふ、ありがとう』
そのままチョンくんと学校へ歩く。
「今日、図書室行ってもいいですか」
『うん、もちろん』
今日は月曜日、わたしが担当の日だから。
チョンくんと別れて教室へ入ると、こっちを見る不機嫌そうなユンジョンハンと目が合ったけど、特に話しかけても来ないし話しかけることもないから、何も話さないまま昼休みになった。
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f - このお話何回も読んでるけど毎回キュンキュンが止まらなくて本当に大好きです…！素敵なお話ありがとうございます！ (2021年7月30日 15時) (
レス) id: f47bd03f70 (このIDを非表示/違反報告)
hanihaniてんし - キュンキュンしました！ハニペンとして、とても嬉しいお話でした！ありがとうございます~！ (2019年12月31日 16時) (レス) id: 528189e27f (このIDを非表示/違反報告)
ににに(プロフ) - ウォヌ ペンとしてちょっぴり切なかったけど、めっちゃきゅんきゅんしました (2019年8月28日 0時) (レス) id: 7eaeb151a5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 私が評価ボタン押したら点数？が10になりました!!星全部埋まるってスゴい人気なんですね♪私もお話書いているので、参考にさせてください!!お話、最高です!! (2019年8月17日 14時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
ymu(プロフ) - ボボベイビーさん» コメントありがとうございます。陰ながらの応援、ありがとうございますとても励みになりました＾＾ジョンハンさんとの番外編、楽しみになさっていてください！ (2019年7月31日 17時) (レス) id: 89080e4533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ymu | 作成日時：2019年7月8日 8時
