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story7 ページ7
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リップ音が響き渡る。
だんだん深くなっていって、彼の手が首元へ、そしてさらに下へと降りて行く。
その手は制服のリボンを慣れた手つきで外して、片手でボタンを外していった。
TH『は?…抵抗しないの?』
「抵抗してほしかった?」
TH『…』
焦った顔をする彼に、少しだけ優越感を抱く。
「わたし慣れてるよ。こういうこと」
TH『…』
あからさまに視線を合わせない。
やっぱり優越感を感じたまま、リボンを拾った。
TH『雨止んだから帰るわ』
「え?…あぁ」
投げ捨てられたカバンを拾って出ていこうとする彼に、
「一緒に帰る?」
そう聞くと、
TH『無理』
それだけ言って、バタン、とドアを閉めて出て行った。
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作者名:Sheee | 作成日時:2021年9月18日 19時