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37話 ページ41

その夜、興奮していたナルトがようやく寝静まった頃、カカシさんがやってきた。

突然ぬっと窓から顔を出したので、思わず悲鳴をあげそうになったが、カカシさんはしーっと口に手を当てて、私を手招きした。

ナルトを起こさないよう、そっと家を抜け出す。

「なんです、こんな時間に…」
「サスケに会いたいんデショ。おいで」

そう言って、何もないただの岩場に連れて来られた。
そこには、サスケが土だらけの汚れた体で1人立っていた。

「サスケ!」
「A…」

ぎゅうっと強く抱きしめると、サスケは軽く背中に手を回してくれた。

「サスケ、こんなに汚れて…どうしたの?」
「修行だ」

そう、と答えて、頬についていた汚れを指で拭ってやった。

「サスケ頑張ったんだって?すごいね」
「……」

サスケは何か思うところがあるのか、何も言わなかった。首筋から覗く呪印にどうしても目がいってしまうと、サスケはさっと隠すように服の首元を直した。

「あしたは頑張ってね。多分、私も客席にいるから」
「ああ」

サスケはいつもよりもずっと無口だった。
すると、カカシさんが「そろそろ時間だ」と言う。

「まだ修行を続けないと…あと数時間が大事なんだ」
「えぇ…じゃあね、サスケ」

最後にサスケの頬にキスをすると、サスケはすこし恥ずかしそうに「やめてくれ」と言った。

「サスケ、私はね、あなたが大好きよ」

最後にそれだけを付け加えて、私はまたナルトの家へと帰った。

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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時

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