検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:56,115 hit

28話 中忍試験編 ページ31

火影様と話し合い、私が警備に参加するのは二次試験からとなった。
試験当日、ナルト達が一次試験を受けている頃、私は先に演習場に向かい、ほかの試験管の方と一緒に準備を進めていた。

「Aちゃん、その机こっちにお願い」
「あ、はい!」

この人はみたらしアンコさん。
明るくて元気な尊敬する先輩の一人だ。いつもは優しいけど、試験のこととなると厳しいところもある。
ぬるい試験じゃ、殉職する忍を増やすだけだから。

「そう言えば、Aちゃんの弟くん達も参加してるんだっけ?」
「はい、そうなんです」
「ふふ、ここまでこれるかな?」
「もうっアンコさん意地悪っ!」

なんて、呑気に談笑。
ナルトとサスケはちゃんと一次試験合格できるからね、心配してないよ。

「っと、そろそろ迎えに行かないとね」
「こっちも準備オッケーです」

「今年は何人残るかしらねー」なんて言いながら、アンコさんは受験生達を迎えにいった。
________
しばらくして、沢山の受験生とともに戻ってきた。

今年は多いなあ。ナルト達は不安げな顔であたりをキョロキョロと見回している。あ、目があった。

「ね、ねーちゃん!?なんでここにいるんだ!?」

実は、ナルト達には私が警備に入ることは秘密にしてにしていた。ビックリするかな、って思って。

「ナルト、一次試験ちゃんと通過したんだね。よかった」
「じゃなくて、なんでここにいるんだ」

サスケまで驚いていたみたい。「警備なんだ」と言えば、「言ってくれればよかったのに」とむくれていた。

「ほらほら、おしゃべりはそこまで!」

なんとなく和んでいると、アンコさんが声を上げた。

「ここが『第二の試験』会場第44演習場…別名…『死の森』よ!!」

死の森の名の通り、鬱蒼とした森だ。高く生い茂った木々のせいで暗く、なんとなくジメジメしている。まさに薄気味の悪い場所だ。

「ここが死の森と呼ばれる所以…すぐに知ることになるわ」

その上、アンコさんが脅しをかける。
みんな怖気付いてしまったようだ。しかし、ナルトは違う。

「なーんておどしても、ぜんっぜんへいき!怖くないってばよ!」

するとアンコさんはくすりと笑う。
そして、次の瞬間にはナルトにクナイを突きつけていた。

「アンタみたいな子が真っ先に死ぬのよねェフフフ…私の好きな赤い血ぶち巻いてね」

全く、アンコさんは…
止めに入ろうかと思ったら、先に近くの人影が揺れた。

番外編 七夕→←番外編



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
200人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , うちはイタチ , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。