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1話 ページ3

ジリリリリリリリ!!


目覚まし時計の音が家中に響き渡る。
私のかわいい弟.....うずまきナルトが昨日仕掛けた目覚まし時計だ。


こんなにうるさいのに目を覚まさないなんて.....まったく。アカデミーに遅れたらかわいそうだし、起こしてあげるか。

そう思い、ナルトが眠る寝室に向かった。


「ナールト!起きて、朝よ!!」
「うーん、起きてるってばよ.....」
「寝てるじゃない!もー.....」

起こしてみても、ナルトはまくらを抱き抱えモゴモゴと喋るだけだった。



.....しょうがない、奥の手だ。

すっと印を結ぶ。

「ナルト!起きなさい!水遁!」
「ギャーーー!」


水をかけられると思ったナルトは飛び起きた。

もう!こんなのただの脅しなのに!
ナルトは恨みがましく私を睨んだ。


「姉ちゃん.....その起こし方やめてくれってばよ」
「本当に術を使ったことなんてないでしょー!
ほらほら、早く起きて!アカデミーに遅れるわよ!」
「いけねっ!」


顔洗ってくる!!と慌てて洗面所へ走るナルト。まったく、朝から騒々しい子だ。


ナルトが目を覚ましたので、朝ごはんをテーブルに並べる。今日の朝ごはんは、ごはんと味噌汁、それからおかずを少々。
よし、完璧!


「ナルト、食べるよ。」
「いただきまーす!
......んー!姉ちゃんのご飯は美味しいってばね!」
「ふふ、ありがとう」


ナルトは嬉しそうに10分ほどでご飯を平らげてしまった。
それからまた慌ただしく荷物をひっ掴み、外へ飛び出した。


「ちょ、ナルト!お弁当、お弁当!!」
「おっと!ありがとうってばよ!
姉ちゃん、行ってきまーす!!」
「はーい、行ってらっしゃい!」


全くもう、あの子は。

いつもドタバタしてて、もう少し落ち着きを持たないのかしら。......ま、そこがかわいいんだけど。


しばらく遠ざかる背中を眺めていると、後ろから声をかけられた。


「A。」
「あ、サスケ。おはよう!」
「ああ」

これは、私のもう一人の弟。
ナルトとは違い、とってもクールな子だ。


「はい、今日のお弁当。サスケの好きなおかず、入れたからね!」
「ああ」
「今日の夜はサスケのお家に行くからね、行ってらっしゃい。」
「.....行ってくる。」

そういうと、サスケもナルトと同じ道を進み、アカデミーへ向かった。

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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時

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