10話 ページ12
授業終了後、三者面談が始まった。
先にサスケの面談をして、ナルトの面談。そのままナルトと家に帰るつもりだ。
「A!サスケ!さ、こっちへ」
イルカ先生に促されて、サスケとともに教室に入る。教室には机と椅子が三人分揃っていた。
「お願いします、イルカ先生。サスケはアカデミーでどうですか?」
「サスケは非常に優秀ですよ!さっきの授業も非常に良かったですし」
イルカ先生は本当に良い先生だ。サスケやナルト、私の境遇を知っていながら至って普通に接してくれる。私のこともちゃんと2人の保護者として考えてくれている。この里の人たちは私たち...特にナルトに厳しいから、本当にありがたい。
「それで、もうすぐ卒業試験ですが...サスケは心配なさそうだな!」
「あぁ、良かった」
「ふん、当たり前だ」
卒業試験まであと少し、サスケの今までの成績を考えると合格間違いなしだろう。良かった良かった。
「ただなぁ、サスケ。お前は仲間と連携っていうのが全然できてないんだ。そんなんじゃ忍びになれるかはわからないぞ」
「...俺一人で十分だろ」
「あのなぁ...」
今にも説教を始めそうなイルカ先生をマァマァとなだめる。
「まあ、そういうのはおいおい身につくものですから...サスケなら大丈夫ですよ」
カカシ先生がいるからね。
とは言えないけど。
イルカ先生は困ったように頬をポリポリとかくと、眉を下げて笑った。
「あなたがそういうなら、良いですけどね。これからも頑張れよ、サスケ」
「ふん」
「こら、サスケ!......まったく。
イルカ先生、ありがとうございました」
そうして、サスケの面談は終了。
次はナルトなので、ナルトを呼んできてと頼むと、サスケはすごく嫌そうな顔をした。
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「おい、次はお前だ」
「げっサスケ」
「Aが待ってる、早く行け」
「わかってるってばよ!」
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紗菜 - 続き、待ってます。 (2022年12月13日 23時) (レス) id: c2a2213ca9 (このIDを非表示/違反報告)
ワス - 応援してます(˘ω˘ ) (2022年2月7日 9時) (レス) @page47 id: f51baff03e (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - もう大好きです!絶対続編読みたいです!もうやばいで大好きいいいいいいい!!! (2019年9月26日 0時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます!おもしろいと言っていただけて本当に嬉しいです!とてもやる気が湧いてきました! (2019年6月14日 19時) (レス) id: f204811481 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白いです。更新頑張ってください! (2019年6月13日 7時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:センカ | 作成日時:2018年10月21日 18時