にじゅーさん ページ24
夕方頃、もう子どもたちもほとんど帰っている時間を見計らい
保育園に向かった
園内に入るとちょうど奏馬くんに会った
奏馬「柊先生!」
柊「あ、奏馬くん…あの」
今までのこと謝ろうとした矢先
奏馬くんは当然しゃがんだと思ったら土下座をした
奏馬「ほんとにすみません!俺、最低です。柊先生にあんなこと、ほんとにごめんなさい!」
柊「ちょっと、頭あげてよ奏馬くん」
俺も慌ててしゃがみ奏馬くんを起き上がらせようとする
奏馬「あと、俺は柊先生のこと嫌いなんかじゃありません!冷静になって考えて、俺の行動が勘違いさせてたってわかって…もっとはやくに謝りたかったんですけど勇気でなくて」
奏馬くんは今確かにおれのことが嫌いじゃないと言った
じゃあおれの思い違いだったってことになる
柊「なんだ…」
安心して力が抜けた
奏馬「柊先生?」
柊「おれ、奏馬くんに嫌われたんだと思って、それで」
奏馬くんがやっと頭を上げてくれた
柊「よかったぁ」
うれしくて抱きついてしまう
奏馬「ちょ、え!?」
柊「ほんとによかった」
奏馬「あの…俺のこと、怒ってないんですか?むしろ俺の方が嫌われたと思ったのに」
柊「全然!おれが嫌いになるわけないじゃん」
奏馬「あんた、優しすぎ」
俺が言うのもなんだけど、そう言いながらも奏馬くんは抱き返してくれた
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作者名:aaaaak | 作成日時:2017年3月19日 22時