じゅーなな ページ18
家に帰ると颯はいなかった
きっと今頃雑誌の撮影かな。
とりあえずソファに横たわった
いつの間にかおれはそこで寝てしまった
・
柊「ん……」
颯「あ、兄さんおはよ」
これでもかと笑みを向ける
こんなの女の子が見たらイチコロだ
颯はソファの下に座って
おれをのぞき込むように見ていた
柊「おれ、お風呂はいるね。颯ここ、すわっていーよ」
颯「あ、うん
兄さん大丈夫?顔、赤いしだるそうだけど」
柊「だいじょーぶだいじょーぶ」
ちょっと疲れただけ。うん。
体の痛みはかなりひいたし
颯「ほんとに…?」
颯は心配して立ち上がる。
ソファから起き上がって
立ち上がると
目の前がグラッと揺らいだ
柊「うわっ…!?」
颯「あぶな……」
咄嗟に颯が支えてくれた
颯「兄さん無理してるでしょ?
ちゃんと寝てなおさなきゃだめだよ」
柊「大丈夫だって…」
颯「だーめ。なおるまで、仕事禁止ね?
悪化したら元も子もないでしょ」
柊「は、はい」
当分、なにもしたくないし
いいと思ってしまった
こうしてしばらく有給を取った
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作者名:aaaaak | 作成日時:2017年3月19日 22時