色とりどりの世界【stym】

ジャスミン2 ページ9

あなたside

まち、？
え？街？？
『貴族街じゃん』

どう見てもこれ、いいとこの坊ちゃんでしょ。
やばいえぇ！？こんな場所私には似合わないよ…

る「貴族街…？どう見ても庶民の家だから」

この人は何を言ってらっしゃるんだ？？

『いやいや、るぅとくんってお坊ちゃんでしょ？』
る「名前呼びとか親しくないんでやめて貰えます？」

苗字教えてもらってないじゃん！！

る「僕ここで行きますね」
『えぇ！？待って待って！私ここがどこかも分からないんだけど？？！』
る「僕には関係ありませんよね？」

さっきから酷いって！お母さんっこんな子に育てた覚えはありません！

る「何言ってるんですか」

そんな引かないでよ！？

『少しだけ待って！私ほんとにわかんなくて、』
る「僕になんの利益が？それか、お金でもくれるんですか？」
『うーん…宝払い？あとは、、、私をあげる♡』

だから引かないでよ！！

る「あなたは要らないですけど、宝払いには興味ありますね。どれだけで返してくれるのか…」
『でしょ！？だから助けてぇー！！』
る「しょうがないですね。せめて生きていけるところを見つけてあげますよ」

それって、夜の大人のBARとか汚いおっさんが来るところとかじゃないよね？ね？おい！？
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る「この国では極めて字がかけ、読めるものが少ないです。なので、読むだけでお金になります。これ読めますか？笑」

目を凝らして木の板をみる。すると、みるみる読めなかった字が日本語になっていく。

『えぇと、四方へ伝達。大至急レギストロ地区へ駆けつけよ。で合ってる？』

るぅとくんは目を見開き、固まる。
どうだ！私の実力思い知ったか！

る「読めるんですか？なら金なんてすぐ稼げるでしょう」

うん。それは稼ぎ場所を知ってたらの話だろ？

る「…はぁ。とりあえず、僕の家行きましょう。その代わり、仕事は分担です」
『了解！ありがとるぅとくん！』


る「っ！///別に」

どした？風邪でも引いた？

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