花魁目指すはずが、なぜか忍者目指すことになりました2 【RKRN】

60話* 生物委員会で予算会議に挑むの段！ ページ17

竹谷｢絶対予算勝ち取るぞー！！！！！！！｣


生物委員会｢おぉぉぉぉ！！！！！｣


今日は予算会議(がっせん)
この生物委員会でも予算を勝ち取るために負ける訳にはいかない。

ちなみに私が聞けていなかった生物委員会の作戦は、めっちゃ朝早く出て遠回りして金楽寺へ向かい、もし他の委員会に出会ったり、作法委員会の罠にかかっても焦らず急いでそこから逃げる。

こんな感じだ。めっちゃわかりやすいね！！


竹谷｢みんな外出届は出したな？｣


生物委員会｢はい！｣


竹谷｢じゃあ出発！！！！｣


他の委員会よりも半刻ほど早く学園を出て金楽寺へ向かう。


『竹谷先輩、作法委員会の罠はどれくらい設置されているんですか？』


竹谷｢それが、作法委員会の罠は量も場所全然わかんないんだよなぁ…｣


それならやはり作法委員会の罠に警戒すべきだろう。
きっと穴掘り小僧の喜八郎やカラクリ好きの兵太夫くんの罠が溢れてるはず。


一平｢あっ！竹谷先輩！あそこに珍しい蝶がいます！｣


一平くんがそう声を出して走ろうとした。
だが足元には……………………














落とし穴の目印。


『！！一平くん！！！そこには罠がっ！』


やばい間に合わない…………


一平｢え…？｣







ズザァァァァァ


竹谷｢…ギッ、ギリギリセーフ…！！！｣


『た、竹谷先輩！』


竹谷先輩が滑り込んで一平くんを退かしたため、落とし穴には誰も落ちずにすんだ。
よ、良かったぁぁぁぁ！！


一平｢せ、先輩！ありがとうございます……！｣


竹谷｢あぁ！罠が沢山あるからみんなで一緒に行こうな。それと小鳥遊も！よくやったな！ナイスプレーだ！｣


竹谷先輩は眩しいくらいに明るい笑顔を私に向けて、喜んでくれた。


『！はい！』


人を助けるって、良い気分ですねぇ。

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