四十つ葉 ページ43
聖晶石をAから受け取り、行き先を自室から召喚部屋へと向かう立香達一行。
三度目となるがやはり緊張するのか、やや強張った面持ちでAより預かった聖晶石三十個を中央の円卓へと投入した。
途端に現れる魔法陣。
それは光の輪を伴い、瞬くような閃光を一つ残して収束したのである。
現れたのは六人の影。
つい先程まで、共に戦った仲間もいれば敵であった者もいた。
ライダー、ブーディカ。
ランサー、エリザベート・バートリー。
アサシン、
ライダー、アレキサンダー。
キャスター、諸葛孔明。
そして、一人残してしまった薔薇の皇帝であるネロ・クラウディウスも、立香の声に応えてくれていた。
「ね、ネロ？」
「ね、ネロ皇帝、ですか？」
「うむ、どうかしたかマスター。余の顔を見てそのように驚いて。まぁ余があまりにも美少女ゆえに驚くのも無理もないが」
立香もマシュも彼女に声を掛けるが当の本人はそのことは知らない。
あの時、共闘したネロは生きていた。
生きていたゆえに立香とマシュと共に戦った記憶があるのではないか、という期待を二人は抱いた。
だがそれはありえないことである。
立香とマシュがレイシフトしたのは特異点となったセプテムであり、既に修復を完了したため本来の人類史とは一切関係ない出来事となってしまったのだ。
ゆえに、たった今召喚に応じてくれたネロは覚えているはずもない。
ネロの反応に少し傷付いてしまった立香とマシュに、アルトリアとジャンヌは二人の肩に手を置いた。
少ししんみりした空気に、召喚されたサーヴァント達は思うわけであり。
「なによ。折角この私が召喚に応じてあげたというのに」
「まぁまぁ、落ち着いてエリザベート」
「あ、そうだわ！ 元気になるように、この私が召喚された記念にライブをしてあげるわ」
エリザベートもその内の一人であった。
「えっ」
「ッ全員耳を塞げ！」
彼女は何処からともなくマイクスタンドとマイクを取り出すと大きく息を吸い込み。
「――――――！」
騒音とも呼べる何かを発した。
オルレアン、セプテムの時の戦闘を記録、もしくは記憶しているためにジャンヌは咄嗟に宝具を展開し、加えて全員耳をきつく塞いだのだがそれでも鼓膜に与えるダメージは大きい。
立香も咄嗟にマシュの耳を守るために優しく、だがそれでも確りと塞いでいたために彼の鼓膜にはエリザベートの歌声がダイレクトに攻撃してくるのであった。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
