二つ葉 ページ3
召喚早々キャスターに、再会の言葉と消えた後のことを伝えるとそんなことが…と悲しそうな声を上げていた。
「そうですか……、オルガマリーが……。どうか、彼女が安らかに眠れますよう、せめて……」
両手で杖を持ち、トン、と床を軽く叩いたキャスター。
するとふわりと緩く暖かい風が舞った。
「−−……」
何かを口走ったあと、その風は召喚部屋から流れていった。
「何を、したの？」
「彼女の冥福を祈っただけですよ」
悲しそうな声で言ったキャスターは、まるで聖女のようだったとのちにマシュは語った。
ひとまず一人召喚できた、ということをロマニとダ・ヴィンチに報告しに行く立香とマシュ。
そのあとに続くキャスターは物珍しそうに周囲を見渡していた。
オフィスのような廊下だが、オフィスなら沢山の従業員が急がしそうに行き交うではすだがこのカルデア内は閑散としていた。
「そういえば、キャスターさんの真名はなんなのですか？」
前方から聞こえた声に、キャスターはきょとんとする。
こちらを見るのはマシュと、同じような表情で見てくる立香。
似たもの同士なのだろうと全く違うことを考えながらキャスターは"真名"を言う。
「言っておりませんでしたね。私の真名は"クー・フーリン"。改めてよろしくお願いいたしますね、マスター、盾のお嬢さん」
にこりと笑う。
ただ、その笑顔はどうしてか寂しそうと思えたのはマシュと立香の錯覚だろうか。
問おうと二人して口が開いたときにたまたま横にあった液晶画面に人物が映った。
《ああ、いたいた、どうしたんだい？なかなかこないからもしかして召喚した英霊と戦闘でもしているのかと心配していたんだ》
映った人物はロマニ。
タイミングが良いのか悪いんか、よくわからないが確実に今ので空気が変わったのは確か。
「先ほど振りですねドクター」
《！ 召喚に応じてくれたのは貴女だったのか》
にこりと笑って挨拶するキャスターをジッと見るが先ほどの表情はしない。
なんだったのか、とマシュと二人で悩むが結局分からず。
立香は当初通りロマニとダ・ヴィンチが待つ部屋へと向かったのである。
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
