二十七つ葉 ページ29
シュミレーションルームでキャスターと清姫が白熱した戦いを繰り広げている一方。
「……ここは、何処でしょうか」
召喚部屋で考えあぐねているサーヴァントが数騎、そこにいた。
一人はオルレアンの聖女であり、最後まで立香達といたジャンヌ・ダルク。
「見た感じではどこかのお部屋みたい。マスターはお留守なのかしら？」
気品溢れるその仕草で困ったように目尻も眉尻も下げて周囲を見渡すのはフランス王妃であるマリー・アントワネット。
加えて。
「はぁ？ 喚び出しておいて放置とか何様よ」
オルレアンでは竜の魔女として立香達の前に立ちはだかった黒化したもう一人のジャンヌ・ダルクも、いた。
三人が、いやもう二人召喚されていた。
「おお！ オルレアンの乙女のジャンヌ！ 竜の乙女のジャンヌ！ あぁ！ なんと素晴らしい!! マスター、貴方は神ですか！」
「……」
一人は黒化したジャンヌと共に立香の前に立ちはだかった、キャスターのジル・ドレェ。
もう一人はドラゴン退治のエキスパートであるジークフリードであった。
何故サーヴァントが召喚されているのか。
理由は単純明快である。
十回分、聖晶石を立香は投入していたのだ。
先に召喚された清姫の行為によって初心な立香の頭から、すっぽりとあと九回分の英霊召喚と概念礼装がくることを忘却してしまったうえ鼻血を出して気絶。
そして今現在となるのだ。
「ジル、落ち着いてください。ひとまず此処はマスターを探すべきではないでしょうか？」
「こいつと意見が一緒というのは癪ですが、異論はありません」
「ジャンヌ！ えぇ、このジル・ドレェ。貴女方の意見に従いましょう」
「私もその案に賛成ですわ。ジークルリードさんもよろしくて？」
「あぁ、異論はない」
満場一致によりその場にいたサーヴァント全員が召喚の部屋から出ることとなった。
ルーラーのジャンヌの気配探知のスキルによりサーヴァントが集まる方向へと向かう。
通常の聖杯戦争とは違う、ということは召喚時に各サーヴァントに与えられた情報のため敵がという体勢をとることはない。
どちらかというと騒がしい元元帥だった人物と、見るもの全てが目新しいためアレは何コレは何と質問しているフランス王妃がいるため、こちらの方が色々と考えないといけないことになるだろう。
大きな溜め息を吐いて黙りなさいと注意を促そうとしたところ、曲がり角で黒化したジャンヌは誰かとぶつかった。
「え？」
「……見た顔ね」
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翔べないペンギン(プロフ) - ねこみや梓さん» 御指摘ありがとうございます。仰る通り陣地作成ですね、大変失礼いたしました。急ぎ訂正いたします。 (2019年10月18日 17時) (
レス) id: f556686a0b (このIDを非表示/違反報告)
ねこみや梓(プロフ) - 設定のクラススキルのところ、陣地製作じゃなくて陣地作成じゃないですか？ (2019年10月18日 17時) (レス) id: a8080232a4 (このIDを非表示/違反報告)
翔べないペンギン(プロフ) - 山田さん» ご指摘ありがとうございます。確かに、おっしゃる通り一部以上の引用をしてしまっておりましたl。御不快にさせてしまい申し訳ありません。一度話全てを非公開にして話を練り直しいたします。 (2019年8月31日 14時) (レス) id: fa8482574b (このIDを非表示/違反報告)
山田 - FGOの二次創作ガイドラインに目を通していますか？一部引用を超えたシナリオの使用は禁止されています。 (2019年8月31日 13時) (レス) id: 2bb97616f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翔べないペンギン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Information/
作成日時：2019年7月28日 19時
