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オーシャンは護衛を引き剥がそうと必死にもがいていた
オ「離せってば‼(怒」
護「っ⁉」
オーシャンは護衛の腕をなんとか振りほどき、再びトリトンの前へ出た
オ「もう遠回しに言うのはやめるよ…(名前)の記憶を返してください!!」
ト「なぜその事を知っている…⁉」
ア「あたしよ、パパ!あたしがオーシャンに言ったの、(名前)の記憶を返してあげて!」
セ「アリエルまで…!」
オ「(名前)はこの海で辛い思いを沢山してきた!陸でヴィランズになってた事は僕もショックだったけど、陸で見たときの(名前)は海で見たことないような、すごく良い顔してた」
ト「ヴィランズといる方が幸せだというのか」
オ「いいえ!でもヴィランズの皆は(名前)を受け入れてくれた…それに(名前)が出会ったのはヴィランズだけじゃありません。」
ト「誰だね」
オ「ヒューゴー・ベルジュールです。陛下だって知っていますよね。」
ト「あぁ」
オ「きっと(名前)が変わったきっかけは彼です。その大切な記憶を陛下が奪ってしまった」
ア「パパ、(名前)だって悪い事をしたわけではないのよ?ヴィランズだって(名前)の大切なお友達だし、ヒューゴーは(名前)にとってかけがえのない人なの…」
オ「ヒューゴーも(名前)が記憶をなくした事をすごく悲しんでる…(名前)の記憶を返してあげることがヒューゴーの願いなんです。悲しんでるのはヒューゴーだけじゃない、ヴィランズだって…だからお願いします!僕たちの大切な仲間の、(名前)の記憶を返してください!!」
トリトンとセバスチャンは少し考えるような顔をした
そして護衛に(名前)の記憶が封じ込められている貝殻を持ってこさせた
ト「この中にあの子の記憶が入っている…あの子がいる前でこの貝殻を割るといい」
オ「そうすれば記憶が戻るんですね⁉」
ト「あぁ」
オ「ありがとうございます!陛下!」
ア「ありがとう!パパ!」
オ「アリエル、協力してくれて本当にありがとう!」
ア「本当に良かったわ!早く(名前)の所に行ってあげて」
思っていた以上に時間はかかってしまったが、オーシャンはアリエルと別れ貝殻を手に陸へ急いだ
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作者名：W_Harp | 作成日時：2018年11月12日 15時
