コンコン ５ ページ26
風磨サイド
風磨「しんどいし、寝たいよね？
わかるけどさぁ、息するの苦しいでしょ？」
Aに言い聞かせながらも片手にスマホで
救急外来を検索するけど
何せ地方で土地勘ないからわかんねぇな…
そのついでに中島にも連絡。
水と吸入薬と財布とスマホ…あとは…
必要な荷物を集めてると
あけて、って中島からすぐに返信が。
ーガチャ
風磨「お前起きてたの？」
健人「うん。スタッフさんと話しして目覚めた。
Aの事も気になって風磨に連絡しようと思ってたところ。」
風磨「とりあえず病院行くことにした。」
そう言うと中島が部屋の奥のベッドに目をやったのがわかった。
健人「…行った方がいいね。薬吸った？」
風磨「吸わせたけど咳で全部は吸いきれてないと思う。
もう２回吸ってたんでしょ？既に。」
健人「うん。
全然改善しない…むしろ悪化してる。」
風磨「何か本人的にはもう寝たいみたいでさ。
熱もあるし咳止まんないし疲れてるんだと思う。」
健人「なるほどね。」
急いだ方がいいだろうってことで
話もほどほどに動くのを嫌がるAを
中島が背中に乗せた。
俺は必要な荷物だけを持って先に降りてフロントで
タクシーを呼んでもらった。
ファンの子も泊まっている可能性もあるし
ホテルの人も事情をわかってくれて
フロントの奥にある事務室で待たせてもらった。
しばらくして中島とおんぶされたAが到着。
風磨「誰にも会ってない？」
健人「うん。いけたよ。タクシーは？」
風磨「呼んでもらった。10分くらいで来るって。」
健人「ありがと。一応スタッフさんにも
病院行きますって連絡しておいた。」
風磨「さんきゅ。」
そしてホテルの人に一番近い病院を教えてもらった。
その間もAはイスに座って辛そうに咳をする。
健人「A、タクシーもうすぐ来るから。
病院行って楽にしてもらおうね。それまで頑張れる？」
「…ん、ゼーッ…ゼーッ…」←力なく頷く
風磨「辛いな…
すぐだから、あとちょっと頑張れ。な？」
「ん、っ…」
ホテルの人が数名来てくれて
ロビーと外を人がいないか見張ってくれた。
正直、こんな姿をファンの子に見られて騒ぎにでもなったら大変。
だから、本当にありがたい。
タクシーに乗って病院に到着したところで
Aが今までとは比べ物にならないくらい
激しく咳き込み出した…
「ゴホゴホゴホゴホ…」
風磨「ヤバイ発作…！」
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作者(プロフ) - きゃなえさん» 嬉しいです！ありがとうございます！！次のシリーズもよろしくお願い致します！！ (2019年6月2日 0時) (
レス) id: 7e00e4bd22 (このIDを非表示/違反報告)
きゃなえ(プロフ) - この作品が本当に好きで何度も読み返ししてしまいます！自分のペースでいいので更新楽しみにしてます(^^) (2019年5月30日 17時) (レス) id: fce1ab07c0 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - みゅーちゅさん» わあ！嬉しい！！！本当にいつもありがとう！！！ (2019年5月4日 8時) (レス) id: 49e2050aff (このIDを非表示/違反報告)
みゅーちゅ(プロフ) - ヒューーー！！！！おめでとう！！！！！！！！！！頑張れー！！！！！ (2019年4月16日 23時) (レス) id: a9f42f7208 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - くらげさん» わー！コメントありがとうございます！嬉しい（；＿；）！ありがとうございます！これからも読みに来て下さいね！ (2019年4月16日 23時) (レス) id: e20fd1a41c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者
| 作成日時：2018年3月17日 11時
