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ココくんが来てくれてよかった。
もしの話を考えると怖くてたまらない。
そこから先は無我夢中すぎてあまり覚えていないが、救急車に2人を乗せて病院へと向かった。
2人とも所々に火傷をおったが命に別状はなかった。
でも乾くんの綺麗な顔に火傷をおわせてしまった。
もっと早く駆けつけていれば傷をおわなくてすんだのに。
「A。どうした?」
「ごめん。乾くん。もっと早くきてれば乾くんの顔に火傷をおわせなくて済んだのに……」
ぼろぼろと涙があふれてしまう。
めんどくさい女だと思われたくなくて絶対乾くんの前では泣きたくなかった。
もう心がぐちゃぐちゃだ。
目の前の乾くんは眉間にシワを寄せている。
絶対めんどくさいって思われてる…
「ご、ごめん!泣いちゃって!」
「なんでAが謝るんだよ。
俺も赤音も無事だったのはお前が助けてくれたからだ。泣くな。お前が泣くの見ると辛い。」
乾くんはそう言い、私の涙を武器用に服の袖でふいてくれた。
「乾くん…」
私より少しだけ背の高い乾くんを見る。
あー本当に生きてくれていてよかった。
「Aありがとう。」
優しく微笑んでくれる乾くんは本当にかっこよくて、
私の心臓はうるさいくらい音を上げている。
「乾くんと赤音ちゃんが無事で良かった!!泣
乾くんは火傷跡があってもかっこいい!
世界一!!!」
乾くんはふっと笑い、もう泣きやめよ。と言いまた涙を拭ってくれた。
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ちえ - 私にとってはイヌピーもココちゃんもどっちも大事な二人だ (2021年10月4日 16時) (レス) @page3 id: 0560ab194e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘭花 | 作成日時:2021年9月26日 22時