短編:promise the rose（�供� ページ7
土方は俺からクリスマスプレゼントを貰う事が意外だったのか、驚いた表情をする。
しかし、それは直ぐに嬉しそうな表情になった。
「開けていいか？」
そう言ってラッピングを解き、中身を見る。
藍染めのマフラーが、土方の前に露わになる。
「その、あれだ。お前いつもこの時期寒そうにしてるからさ・・・・隊服に合うように藍にした」
もごもごとして口調で土方にそう伝えると、土方は目を見開いていた。
「・・・・希美、ありがとよ。けど、俺はお前が選ぶものだったら、なんだって喜ぶよ｣
「っ──────」
その笑顔はとても優しく、俺はホッとすると同時に、とても幸せな気持ちと照れくささが心を満たしていった。
けどこれだけは確かに言える。
ああ、喜んでくれて良かった。喜んでくれる土方を見つめて俺は多幸感に浸る。
「・・・・・じゃあ、俺からも」
そう言い土方は、手提げ袋をごそごそと手探りで探し、取り出したのは小さな箱だった。
俺は首を傾げ、その小さな箱を開ける。
その中には、真っ赤な赤とオリーブグリーンのペアリングがあった。
「・・・・宝石とかは今は買えねェが、それに近い色のペアリングなら出来るって言われてよ・・試しにやってみたんだ。
ルビーとクロムスフェーンっつー宝石に近い色にしたが・・・どうだ？｣
ルビーとクロムスフェーン。
俺は必死にそれを選んだ理由を必死に考える。
ルビーの石言葉は情熱。
クロムスフェーンの石言葉は永久不変。
そして、指輪を送る意味は────。
「───────!!!!」
・・・・・・・まさか、これって。
「どうした？希美」
「・・・・・・トシ、お前────
これって、つまり・・・・
遠回しに、結婚してくれって────」
瞬間、土方はぐいっと引き寄せて、俺を抱きしめた。
「・・・・・・なんで、どうして───」
「・・・・・分かってる。お前が恨みを買われやすいのも。お前が敵に狙われやすいのも。お前が壊れやすいのも。お前が幸せになれないことも。
でも・・・だからと言って、折角掴んだ幸せを手放したくない。お前だって、そうだろ。
────今はまだ、苦しくて辛いけどよ。
時が来たらさ・・・・
ガキと一緒に、幸せになろうや｣
土方の胸から響いて聞こえる、愛おしむような声。
見上げると彼も俺を見下ろし、視線が絡み合う。
「・・・はは、泣きそうになってやんの」
「─────ばか、見るな｣
夢のような台詞に、泣きそうな俺を見て。
土方は頬にキスをした。
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神埼梨花(プロフ) - riiuさん» 色々ごちゃまぜ(´°Д°｀) (2019年11月15日 22時) (
レス) id: a74ed67423 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 優里菜ちゃんに聞くんか…嫌な予感しかしませんね本当にありがとうございました（） (2019年11月15日 22時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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