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短編:人はそれを愛と云うのか(神威×舞奈香) ページ4

知っている。舞奈香は頭がいい事を
知っている。舞奈香は好奇心旺盛って事を
知っている。舞奈香は俺の事を相棒(・・)だと思ってる事を
知っている。舞奈香は俺の事好きでは無い事を
だから、こうするしか、ないんだ───


照明を抑えられた室内に、舞奈香の嬌声が響く。
それは俺が与える愛撫によって、快感に身悶える愛しい女の喘ぎ声だ。
「好きだよ・・舞奈香」
ベッドの上で淫らに啼く舞奈香の耳元を優しく囁い
た。時々舞奈香は他の男の匂いがついてくる・・・香水よりも芳しい香りが。けれど舞奈香はこの匂いをなんとも思ってない。でも口だけじゃ舞奈香に負けるから、体で教えてる。
舞奈香の身体は俺のモノなんだ、絶対誰にも渡さない。
綺麗な藍色の髪の毛が、左右に振られて乱れる。
上気した柔らかな頬からは玉のような汗が流れ落ちていく。でもそんな姿は・・逆に俺の嗜虐心を煽り立てるだけだった。幾ら頭のいい舞奈香でも、そんなこと微塵も気づいてないだろう。
「ねぇ、もっと俺に見せてよ。舞奈香の可愛いところを」
俺の手は彼女を休ませることなく細く白い肌を撫でて、内股や秘部へと這わせていく。そして俺は濡れた舞奈香の唇を奪い、秘部に指を入れ込む。
巧みな愛撫が生み出す愉悦に、舞奈香は声を震わせ身体をひくつかせる。
弄る秘部の中に忍ばせた指は、透明な愛液がまとわりつき、掌を濡らしている。
「こんなに溢れさせて・・・本当は厭らしい子なのかなぁ?」
愛蜜を絡ませた指先を舞奈香の前にわざと見せて、反応を伺う。舞奈香は顔を覆って恥ずかしげに震えていた。そんな可愛らしい反応を見せる舞奈香に、俺はすぅっと瞳を細める。
「もっとぐちゃぐちゃにしてあげるよ、舞奈香」


何時の日だっただろうか、舞奈香の処女を奪ったのは。
舞奈香の初めてを奪えた事に、俺はとても幸福な感情で溢れたんだ。
舞奈香は俺の事を「好きだとは思わない」と言う。でも俺は違う、舞奈香の事が好きなんだ。全てが綺麗で、全てが愛おしい。誰かに尽くしたいだなんて思えるのは、舞奈香だけ。
舞奈香、舞奈香。
もし、俺の根深い身勝手を知っても。君は離れないでくれる?
そんな質問を胸に閉ざし。今宵もまた君を抱く。
もし、人がそれを愛と云うのなら。
世界は、とても、狂っている。

短編:人はそれを愛と云うのか(神威×舞奈香)→←短編:寂しさを癒して(土方×希美)



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神埼梨花(プロフ) - riiuさん» 色々ごちゃまぜ(´°Д°`) (2019年11月15日 22時) (レス) id: a74ed67423 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 優里菜ちゃんに聞くんか…嫌な予感しかしませんね本当にありがとうございました() (2019年11月15日 22時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梨花 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年11月15日 22時

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