バイオレンスドッグス(銀時×優里菜etc..) ページ2
「銀にぃ銀にぃ!!!!今日は一緒に来て欲しい所があるの!着いてきて!」
そう優里菜に言われ、俺は仕方がなく読んでいたジャンプを置いて外に出る。
新八と神楽の安否も分かって、ようやくこの世界の暮らしに慣れてきた。最近驚いたことと言えば、優里菜がフリーランスのイラストレーターであり、踊ってみたの動画を出すダンス系YouTuberだということだ。
あんなおちゃらけた不思議ちゃんが、ちゃんと働いている事が驚いた。
優里菜の家は葛西臨海公園っつーデカい公園の近くで、そこから歩いて京葉線に乗る。そっから新木馬駅について快速電車で渋谷に着いた。
東京の電車ってのは俺たちの住んでいた世界よりも複雑で頭がごちゃごちゃになる・・・。
そして俺達は、渋谷に着いた。
テレビで見た通りの人混み───かぶき町とは大違いだ。忙しなく動く人混みをぼんやりと眺めていたら、今にも頭がくらりとしてしまいそうになる。
「んで、優里菜。どうして俺も連れてきたんだ?俺なんかより雫の方が良かったんじゃねぇの?」
「それもいいけどー・・・なんか、銀にぃの世界に居そうな敵の名前が出てきたから」
俺達の世界に居そうな敵───俺は記憶を遡らせた。
確かに今まで戦ってきた敵は、優里菜達の世界からしてみればサイコパスともとれる敵もいる。
例えば岡田似蔵っつー人斬りはヅラの髪の毛を切り落としたし、鳳仙っつー奴は一人の花魁を監 禁したり────ヤバいのはこれぐらいか?
そうこうしているうちに交差点の信号は青になり、歩き出した。
109と書かれた大きなビルを過ぎ、暫く歩けば「WeekENDer」と看板がある小洒落たカフェがあった。
迷わず優里菜は、そのカフェの扉を開けて─────
「来てくれましたのね!優里菜!!!!」
お嬢様の様な声をした、ツインテールの女の子が抱きついてきた。
「な、夏菜子ちゃ・・・」
「お待ちしておりましたわ、優里菜!貴方がやって来ることをどれ程待ち望んでいた事か!私達はこの数日もの間怯えて過ごしていたのですよ!それもようやく開放されるのだわ!」
さも当然のようにツインテールの女の子はすらすらと言葉を紡ぐ。
「あ、あの、夏菜子ちゃん・・・・ひ、人。人が、見てるよ」
「なんの事です──────・・・・・」
夏菜子と呼ばれた女の子は、口をあんぐり開けたじょうたいで俺の方を見ていた。
Love me more!(土方×希美)→←将軍イメチェン計画(茂々×Under/Heart&桐花)
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