21大切な何かを… ページ21
「煉獄先生…」
うららは頬に触れている煉獄先生の手に自分の手を
遠慮がちに添える。
「わたし…
煉獄先生と、こうやっていると
なぜだか懐かしい気持ちになる事があるんです。
あ！これ、最近気付いたんですけどね…」
煉獄先生は無言のままなので話を続けてみる。
「それから、
最近、何かを忘れている気がして。
それって、すごく【大切な何か】かもしれなくて…
でも、思い出そうとすると
頭が痛くなって
結局思い出せないんです…」
うららは添えていた手を静かに下ろして
自分の洋服をぎゅっと握る。
すると、
煉獄先生は
うららのもう片方の頬にも手を添えて
うららの頬を優しく包んだ。
『無理、する事はない。
思い出せないものを、無理に思い出そうとして
うらら先生が体調を崩してしまう方が心配だ。
大丈夫だ。うらら先生を悩ませている【夢】の事も、【思い出せない何かも】
きっといつか、解決するだろう！
何かあったら俺に頼るといい！！！』
『本当は、誘った日にこの話をしようと思っていたのだがな！
君に先を越されてしまった！』
と最後に付け加えて
煉獄先生ははつらつと、そう言った。
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ゆぴら(プロフ) - まゆさん» コメントありがとうございます！励みになります★完結まで頑張りますので、引き続きお楽しみください( ´∀｀) (2021年11月8日 13時) (
レス) id: f9a5a543de (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 続きが気になります！更新楽しみにしています！ (2021年11月6日 21時) (レス) @page7 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴら | 作成日時：2021年11月4日 21時
