杉山夫婦になる前の日常 * (ページ10)

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- 写真 * ページ10

『安元くん、小野坂兄さん、杉山さんも…皆さんお久しぶりです』

久々に揃って行えるヘタリアの収録、萃はルンルンで現場にやってきた
気分が高鳴っている理由は多分杉山がいるからだろうと本人は分かっているものの顔には出さない

杉「お疲れ様です、鷹野さん」

『杉山さん…！この前教えていただいたDVD、すっごく面白かったです』

小「……あの2人、前からあんなに距離近かったっけ？」

安「近かったかどうかは分かんないけどヤングは充分近いね」

杉山と萃が会話を始めれば小野坂は瞬時に安元の隣へとくっつく
それにすら気付かず杉山、萃両名は会話に夢中らしくツッコミを入れる事は無い

表情の柔らかな2人を見れば小野坂らはポカンとした後に意地の悪い笑みを浮かべる、小野坂の「なんかある」が的中しそうだと確信したからだ

そして安元は端末を取り出し2人が会話をしてる場面を写真に収める、流石にシャッター音には気づいたのか萃は『あ！』と声を上げる

『安元くん撮ったでしょ！今写真撮ってましたよね!?』

安「1枚だけですよ」

『1枚でも写真は写真です！ちょ、背伸びしないで…！』

安元は端末を持った手を高くあげる、萃はどうにかしてそれを奪い取ろうと背伸びをする
そのやり取りを見ている杉山は笑顔、それを見逃さず小野坂は杉山へと近づく

小「話し、詳しく聞かせてくれる？」

杉「えﾞ……………………」