月魔の館へようこそ[2] (ページ43)

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能力者86人目(クムカナ) ページ43

sideクムカナ

屋上で今私は寝ていたはずなのに、
どうして、学校の屋上にいるんだ？

と言うか、夢で居たあの子何故おる？
え？え？え？え？(困惑)

？「ごめんね、昼寝中なのに。。ここに連れて来ちゃって……」

夢に出て来た少女は謝って語る。

？「実は貴方に助けて欲しいの。あぁ、自己紹介するの忘れていたね、女神と言ってもいいよ。」

女神？まじかよ。でもこの姿どっかで見たような…

『なるほど、女神様ってどうして私を連れて来た？』
女神「やっぱり……記憶が無いのね。。えっとね！あの子を助けて欲しいの」

女神様が指した方向を見るとそこは
小さな少女が泣いていて、今から飛び降りをするような…

『で、あの子を助けて欲しいと。女神様がやったらいいのでは？』

それに私は止める資格なんて無い。。女神様がやればあの子は助かるのでは…

女神「それは__だから、やってあげて。それとあの子を声をかけると、貴方の姿は私の姿に見えるの。」
『はいはい、やればいいんでしょ？女神様』(即答)

これは即答しないと罰がくる←
私は泣いている少女に声をかけてしまった。

『絶望をする必要はないよ？ねぇ、こっち来て話そうよ』

すると少女は語る。

？「僕はお母さんとお父さんを殺した。そしてきりやん達に見捨てられた。貴方は誰？…女神みたいで……」

そっか。私は女神に見えるのか。両親を殺した…か

『あはは、私はまぁ女神かな？名前なんて無いけど。殺したって言ってたけど、本当に自分で殺したの？』
？「うんん、僕の能力の暴走で殺された。きりやんは絶対嫌いって思われている。みんなにもいらない存在だって………」

能力の暴走…この子まさか…！

『ねぇ？君ってアリスちゃん？』
ア「なんで、お姉ちゃんは知っているの？…。」
『うーん、何となくね。アリスちゃんのせいじゃ無いよ、能力のコントロールが上手くいかなかっただけだよ。それと本当にみんな要らないと思っているのかな？』

私はアリスちゃんの記憶を出してアリスちゃんに見せた。楽しい記憶を。

『ほら、だってみんな楽しそうに遊んでる。アリスちゃん、周りの人達も笑顔で一杯だよ。やっぱりアリスちゃんが居ないと一緒に楽しんでいた人達ご悲しむよ。』

急に少女はきりやんに会いたいと言った。

『会いに行ったら？貴方を大事にしている人が待っているよ』

うん、行ってくるよ。ありがとう、女神さんっと言って少女は消えて行った。

そして女神様は笑顔で笑っていた。