本当の顔 2nd (ページ6)

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ウブな彼女ページ6

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片付けが終わって一息ついた頃に兄ちゃんが風呂場から出てきた。

竜「今日早えじゃん」

蘭「酒飲んだから、シャワーだけにした」

竜「なるほどな」

蘭「お前もシャワー浴びて寝なよ」

竜「そうするわ」

シャワー浴びるために着替えを取りに行こうと部屋に入ると、相変わらずAはぐっすり寝てた。

また明日の朝になったら、デカい声上げんだろな…

っつっても、泊まりって言ったから驚かねぇか

必要な物だけ取って、風呂場へ向かう。

服を脱げば、鏡越しに映る刺青
Aもコレは知ってるだろうけど、兄ちゃんと半分ずつの模様が入ってるなんて思ってねぇだろな

てか、多分腕だけだと思ってる

いつかそういう時が来れば、目にするんだろうけど…引かれねぇよな？

試しに上だけ着ないで寝てみるとか…

サッとシャワーを終わらせて、髪も乾かして…

Aが寝ている寝室へ向かう

家寄った時に着替えも持って来させたから、明日風呂入らせよ

…流石に俺は一緒に入らねぇよ？！

本音を言えば、一緒に入りてぇけど…まだ早えじゃん？！！

1人で勝手にドキドキしながら、Aが眠るベッドに入る。
今日くらい良いよな…だって、付き合ったんだからよ

「…ん……くーーん」

「ん…」

眠い目をこじ開けると、目の前には嬉しそうな顔したAがいた。

『竜くん、やった起きた！』

「んー…はよ…」

『おはよ。また私寝ちゃったんだね…』

昨日の事は覚えてなさそうだけど、ベッドで俺と寝てた事で気付いたらしい。
俺はというと、Aを抱き枕にするように寝ていた。

すると、急にAが『わっ…え……』なんて声出すから、どうしたのかと思って不思議に見てたけど…

『りっ竜くん…まさか…』

「あ？」

『上…着てない……？』

「あー…風呂上がり暑かったから、着てねぇわ」

それは嘘。

本当は刺青見て、Aがどんな反応するかを見てみたかったから着なかった。

ただ…それよりも上半身裸という事がAにとって、かなり刺激的だったようで…金魚みてぇに口をパクパクさせてたw

「どうしたよ？」

『じょっ！上が！！上半身…裸っ！！/////』

「別に恥ずかしがるモンじゃねぇだろw」

『やっちょっ…私には…！刺激が強すぎる！！！！！！』

腕の中にいたAは俺に背中を向けて、顔を隠した。

ウブだなぁ…可愛すぎんだろ/////

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