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「あらためまして、ここがリーグ部の部室だ。
リーグ部を代表して歓迎するぜい」

『リーグ部...?』


ーーリーグ部、ブルーベリー学園にはブルベリーグという
生徒の中でポケモンの強さをランクで決める制度があるらしい。そこで上位を狙うため、部員同士でポケモンを鍛えて
勝ったり負けたりを繰り返してランク上げを狙う。


「なるほどねーいいじゃん分かりやすいし」

『うん、ここならダブルバトルの基礎も学べそうだね」

「まあ今は風向き変わってて部内の空気は悪いんだがねい」

「...私もスグもここの部員なの。部室にはあんまりこないけど。」


ゼイユがどこか居心地悪そうにそう呟いた。


「じゃあ四天王もこの部活なんだな?」

「そうよ、このムカつく頭フワ男もね」

「ははっ、俺さ四天王とチャンピオン倒しにきたんだよね
俺もこの部活入りたい」


ぴょんっと椅子から飛び降りて、ハルトはカキツバタの前に立つと彼を見上げた。少し空気がぴりついている。


「ね、いいでしょカキツバタくん。」

「好感触ときたもんだ!そうこなくっちゃな!
じゃあ仮入部は終了、本入部したかったら
食堂デートしながら話そうぜい。」


な?と私の肩に手を置いたカキツバタさんの腕をハルトが後ろから掴んだ。


『ハルト...?』

「あんま俺の片割れにちょっかい出すと俺も本気でやんなきゃなんないからさ、勘弁してやってよ」

「はは、短い時間にずいぶんと嫌われたもんだ!
そしたらオイラは食堂に行くとしますかい」


んじゃな、と間延びした声と共にカキツバタさんは消えてしまった。飄々として掴みどころのない人だ。


「デートってアイツ...!それにしてもハルト!アンタ見直したわよ!スカッとしたわ!」

『私、カキツバタさんになんかしたかな』

「Aはぼーっとしすぎなんだよ。完全に狙われてる!ロックオン!なんでわかんないかなー」


はあ、と頭で手を組んだハルトが呆れていた。


「なあゼイユ、あの人四天王の中で一番強いんだろ」


急に真面目な顔をしたハルトがゼイユに話しかける。
ゼイユは一瞬考えて、首を縦にした。


「そうよ」

「一番強かったってことは、多分スグリくんがチャンピオンなんだ」

「...そうね。スグちょっと変わっちゃって。寝る間も惜しんでポケモン鍛えて勝負して...あの子すっごく強くなったの」

『そうだったんだ...確かにスグリ、少し痩せた気がする。
顔色も良くなかったし...」

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設定タグ:スグリ , ポケモンsv , pkmn   
作品ジャンル:恋愛
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きゅんた(プロフ) - きっしーさん» 前半から見ていただいてありがとうございます(^^)♡また次回作もよろしくお願いします(^^)♡ (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - 夏芽さん» 読んでいただきありがとうございます!キビキビパニックめちゃくちゃご要望多いです...!どう考えてもペパーとスグリとハルトの三つ巴戦争になりそうなのですが(笑)一回書いてみてお見せできそうなら公開しますね(^^) (1月27日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)
きっしー - この作品とても良かったです!前半から見ていてずっと好きでした!ありがとうございました! (1月24日 19時) (レス) @page39 id: 85d256f3f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏芽(プロフ) - 番外編のキビキビパニックも是非!! (1月22日 6時) (レス) @page39 id: 9ebd3fee2d (このIDを非表示/違反報告)
きゅんた(プロフ) - ルナさん» ヒロアカいいですね!実は10年くらい開設しているサイトなんですけど、マイボードの方にURL載せておいたのでそこからご覧になってみてください!ヒロアカ実は書いてたりするので。こちらのサイトでも何か思いついたら連載しますね! (1月21日 0時) (レス) id: 032da0ee49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きゅんた | 作成日時:2023年12月11日 18時

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